瑞穂公園で開催された夏休み特別企画「預かり教室」
2025年7月30日から31日にかけて名古屋市の瑞穂公園で、初めての宿泊型「預かり教室」が行われました。この企画は、現代の子どもたちに必要な「見て、触れて、感じる」体験を提供し、保護者が安心して仕事や家事に集中できる時間を作ることを目指しています。
直接体験の重要性とプログラム内容
「預かり教室」には小学1年生から4年生までの子どもたちが参加し、瑞穂公園の特徴的な環境を活かした多様なプログラムが企画されました。中でも、ブラザー販売株式会社の特別協力によるクラフト活動「キミだけのまちをつくろう!」では、子どもたちが自分の理想の街をペーパークラフトで創造することに挑戦しました。この活動を通じて、彼らは指先の器用さや仲間との協力によるコミュニケーション能力を身につけました。
また、夜には北陸上競技場の芝生を開放し、天文クラブこぐま座の協力で天体観測も行いました。都会の喧騒を忘れ、広い芝生の上で星を観察する一時は、参加した子どもたちにとって特別な思い出となったことでしょう。
多彩なプログラムで学びを深める
さらに、愛知みずほ短期大学の学生や株式会社ヤマナカの協力によって、運動遊びやお金の勉強、手作り風鈴工作が行われました。特に「お金の勉強」は、子どもたちが実際にスーパーマーケットで買い物を体験し、楽しみながらお金の価値や計画的な行動を学ぶ機会を提供しました。
参加者からは「一泊二日の間にたくさんのことを学べた」といった声が寄せられ、充実した時間を過ごすことができた様子が伺えました。また、定員20名の募集にもかかわらず、予約開始早々に定員に達するほどの反響があり、盛況に終了したことが報告されています。
瑞穂公園の魅力と地域との連携
瑞穂公園は名古屋市瑞穂区に位置する都市公園であり、さまざまなスポーツ施設を備えています。2026年完成予定のパロマ瑞穂スタジアムは、陸上競技やサッカー、ラグビーなどが行える国際規格の施設へと生まれ変わります。また、地域の人々が気軽に運動ができる環境づくりにも力を入れています。
市民協働の活動により、花壇ボランティアなど地域の方々も積極的に関与し、瑞穂公園を愛し育てる取り組みが進められています。「やすらぎひろば」の花壇には四季折々の美しい花々が育まれ、市民の皆様を楽しませています。
今後の展望
瑞穂公園は、これからも地域の子どもたちに多様な学びと感動を提供するためのイベントを企画していく予定です。
「預かり教室」のような取り組みを通じて、次世代を担う子どもたちの成長を支援していく姿勢をうかがわせる瑞穂公園に、今後の活躍が期待されます。