東急不動産とPlus Wが手掛ける実践的なDX育成プログラム
東京都渋谷区を拠点に活動するPlus W株式会社が、東急不動産ホールディングスと共同で新たなトレーニング講座、プロジェクトマネジメント(PM)講座を開発しました。この講座は、デジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進する人材、いわゆる「ブリッジパーソン」の育成を目指しています。
環境に適応した人材育成の必要性
東急不動産は「GROUP VISION 2030」に基づき、DXの推進に力を入れています。しかし、ビジネスとデジタルの橋渡しを行う人材、つまりブリッジパーソンが不足していることが課題となっています。そのため、Plus Wとの協業を通じて、実施型のトレーニングプログラムが重要な意義を持つこととなりました。
多様なプロジェクト動向に合わせた実践型講座
本PM講座では、座学だけではなく、実務に直結する内容が盛り込まれたプログラムとなっています。受講者は自ら進行中のプロジェクトをテーマにして学び、実務で遭遇する課題を講師と共に解決していくスタンスをとります。この実践的なアプローチにより、業務での生産性や付加価値が向上することが期待されます。
講師陣は現役PMが担当
Plus Wは、豊富な知見やネットワークを活かし、DXプロジェクトでの経験をもつ現役のプロジェクトマネージャーを講師やチューターとして起用しました。彼らの実践的なアドバイスは、受講者にとって非常に貴重な学びの機会を提供します。
受講者からのポジティブなフィードバック
講座を受講した参加者からは、多くのポジティブな意見が寄せられています。「プログラム期間中に作成したプロジェクト計画書が経営層への報告時に役立ち、より納得感のあるプレゼンができた」といった具体的な成果を挙げる声もお聞きしました。また、実践的なフィードバックを受けることで、単なる知識の習得ではなく、即業務に活かせるスキルを身につけられたという意見も多く存在しています。
今後の展望
TFHD digital株式会社の取締役、兼久 隆行氏は、「DXは単なるツール導入ではなく、新しい価値を創造する手段であり、そのためにブリッジパーソンの存在が不可欠である」と語ります。今後、受講対象やトレーニングの幅を広げ、より多くの社員がDX推進に関与できる場を作っていく考えを示しています。
Plus W株式会社のDX事業部マネージャー、村井 庸介氏は、「アクティブラーニングを通じ、受講者が主体的に学べる環境を提供する」と強調。受講者が実際に直面する課題に対して、講師がしっかりと理解し、実践的なフィードバックを行うことが本プログラムの特長と断言しました。
まとめ
以上のように、Plus W株式会社と東急不動産ホールディングスが協力して進めるプログラムは、現代のビジネス環境においてますます重要となるDX推進人材の育成に寄与します。企業全体の体制を整え、変化の激しい時代に最適な人材育成を実現するための重要な一歩となることでしょう。