華東交易会報告
2025-03-21 10:04:45

第33回華東輸出入商品交易会、日本からのバイヤー数が大幅増加!

第33回華東輸出入商品交易会の盛況な閉幕



2025年3月1日から4日までの4日間、上海新国際博覧センターにおいて第33回華東輸出入商品交易会(華交会)が行われました。本展は、中国における繊維・軽工業製品の最大規模を誇り、毎年のように国際化の進展が見られる重要なイベントです。今年のテーマ「開放と共栄」を掲げ、中国の対外貿易の力強さを発信しました。

バイヤー数が50.25%増加



今回の華交会は、45,253人のバイヤーが来場し、前回の展示会よりも日本のバイヤー数がなんと50.25%増加しました。これにより、日本市場への関心が高まっていることが明らかになりました。出展企業の多くは日本との長年の取引実績を持ち、商談に力を入れていました。会場内では日本語の案内表示や、日本語が話せるスタッフも配置されており、日本との商取引に対する強い意欲が感じられました。

効率的なビジネスマッチング



華交会ではビジネスマッチング会も開催され、多くの日本人バイヤーが参加しました。事前に選定された出展企業は、商品サンプルを用意し、商談テーブルで直接説明を行います。このような機会は、日本のバイヤーにとって新たな商品や素材を発見する絶好のチャンスです。初めて訪れるバイヤーには圧倒される規模感があるものの、ビジネスマッチング会への参加を通じて、効率的に商談を進めることができる利点もあります。

越境ECとグリーントレード



今年の華交会では、越境ECおよびグリーントレードが特に注目を集めました。越境ECでは、高度なサービスエコシステムが構築され、多数の企業が集まる中で最新技術やソリューションが紹介されました。一方、グリーントレードでは、持続可能な製品が多数展示され、環境への配慮が強調されました。

貿易の高度化と新市場開拓



今年の華交会の特徴的な点は、異業種企業の参加割合が増加し、産業チェーンの連携が強化されたことです。AI技術やナノ素材、低炭素技術などが展示され、貿易の高度化が進んでいます。また「双循環」戦略にも呼応し、552社の「国内販売可」企業には特別ラベルが付与され、国際市場の技術力やブランド力を国内市場に取り入れる試みが加速しています。

次回開催のお知らせ



第34回華東輸出入商品交易会は2026年3月1日から4日まで、再び上海新国際博覧センターにて開催される予定です。貿易の新たな展開を見逃すことなく、次回の訪問を心よりお待ちしております。


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会社情報

会社名
華東輸出入商品交易会
住所
上海市黄浦区会館街55号緑地外灘センターT3オフィスビル
電話番号

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