ソラコムがAECC国際会議で示すコネクテッドカーのビジョン
株式会社ソラコムが、Automotive Edge Computing Consortium(AECC)の国際会議で重要な役割を果たします。2024年10月、ベルリンで開催予定の「AECC All-Member Meeting, Driving Connectivity, Advancing Mobility」で、トヨタ自動車との共同プロジェクトとしてコネクテッドカー向けの次世代ネットワークアーキテクチャの概念実証(PoC)が展示されることになりました。この機会を通じて、未来の自動車社会の姿を垣間見ることができるでしょう。
AECCは、車両、コンピューティング、ネットワーク技術の推進を目的とする業界横断型の非営利コンソーシアムです。ソラコムは2024年5月にAECCに加盟し、携帯通信事業者、自動車メーカー、クラウドサービス提供者など多様なメンバーと連携し、コネクテッドカーの新技術を開発しています。
トヨタとの共同作業は、コネクテッドカーの認証とセキュリティを重視したネットワークの段階的検証を行うもので、今回の国際会議ではその成果が披露されます。この展示を通じて、参加者は最新の取り組みや技術の進歩を直接体験することができるでしょう。
AECCの目標は、インテリジェントビークルサービスに必要な大容量データを効率的に収集・処理するための新たなインフラネットワークの実現です。このために、AECCは高速モバイル通信やエッジコンピューティング技術を駆使し、メンバー企業間でのデータ共有と協力を促進しています。
ソラコムはこれまで数百を超えるIoTプロジェクトに取り組んできた実績があり、産業界におけるデジタルトランスフォーメーションを支援しています。製造やエネルギー、決済分野など幅広い産業でIoT通信を実現し、持続可能な地域社会の構築にも力を入れています。AECCにおける活動と並行して、ソラコムはコネクテッドカーがクラウドに安全に接続できる次世代ソリューションの開発に取り組んでいます。
AECCの概要
Automotive Edge Computing Consortium(AECC)は、自動車業界を中心としたグローバルなリーダーたちが集まり、急速に進化するデータ通信ニーズに対応するために結成された団体です。AECCは、数十億台の車両に関連する情報を効率的に管理し、快適で安全な移動を実現するために、革新的なソリューションを模索しています。AECCに参加する企業には、自動車メーカーやエッジコンピューティング、AI関連の企業が名を連ね、相互に技術を共有し、進化させています。
ソラコムの使命
ソラコムが提供するIoTプラットフォームは、世界中のさまざまなニーズに応えるために設計されています。IoT通信に必要なアプリケーションやデバイスをワンストップで提供し、生産性向上から持続可能な社会を支える取り組みまで、幅広く活用されています。また、このプラットフォームを通じて、企業や地域のイノベーションをサポートするとともに、次世代のコネクテッドカーの技術進化に寄与しています。
これからの自動車技術の進展を、ソラコムとAECCの取り組みから目が離せません。