生成AIによる販促クリエイティブの新たな潮流
東京都港区に本社を置く株式会社ONE COMPATHは、福井県坂井市にあるスーパーセンター「PLANT」との連携を通じ、生成AIを駆使した新しい販促手法の実証実験を実施しました。
この試みでは、電子チラシサービス「Shufoo!」と店頭デジタルサイネージ向けの販促クリエイティブを自動生成し、その効果を検証することが目的です。実施の舞台は「PLANT」川北店(石川県)。
背景と必要性
小売業界は原材料費の上昇や人手不足といった構造的な課題に直面しています。その結果、販促活動において従来以上の効率性が求められるようになり、特に限られた人員体制の中で様々なメディアを横断的に運用することが求められています。これが、大きな業務負担となっています。
そんな状況を打破するためにONE COMPATHは、生活者データとAI技術を活用した効率化の取り組みを強化しています。特に、クリエイティブ制作プロセスに着目し、生成AIを用いた自動化ツールの実証実験を行う運びとなりました。
Shufoo!AIの魅力
「Shufoo!AI」は、きわめてシンプルな操作で販促クリエイティブを生成します。商品情報を登録し、生成したいテンプレートを選択するだけで、AIが内容の編集を自動で行うオプションツールです。この自動生成により、来店促進の情報発信が可能になります。特に、若年層の閲覧数を増やす効果が期待されています。
実証実験の詳細
実証実験は2025年7月5日から9月27日までの間に、PLANT川北店で実施されました。実験では「販促クリエイティブ自動生成ツール(β版)」を使用して、店舗担当者が「訴求したい商品情報」や「テンプレート」を選択することで生成AIがクリエイティブを自動生成し、即時に配信しました。
実験の目的と結果
実証実験では2つの主な目標が設定されました。
1. 販促用クリエイティブ制作の「完全自動化」への挑戦
2. デジタルチラシを通じた来店効果の最大化
具体的には、デザインスキルが無くても商品情報を入力するだけで、スマートフォンや店頭サイネージ向けに最適化されたクリエイティブが生成できる体制を築くことが目指されました。その結果、チラシの閲覧数は平均1.3倍、来店回数は1.8倍に増加しました。
特に、一部デジタルチラシが20〜30代の閲覧数を大幅に引き上げ、若年層へのリーチも期待できる結果となりました。
今後の展望
ONE COMPATHは、この実証実験を通じて得られた知見をもとに、より多くの企業で利用可能なツールの開発を急いでいます。そして、データに基づいた効果的なクリエイティブを自動生成する機能を実装する予定です。今後もAI技術を活用して流通小売業界のデジタルトランスフォーメーションや販促効果の最大化を支援していく方針です。
従来の在来式からの脱却を図るこのような取り組みは、今後の小売業界においても大いに期待されることでしょう。是非、Shufoo!の新しい未来にご注目ください。