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住信SBIネット銀行の新たな幕開け

住信SBIネット銀行は、2026年8月3日（月）から「株式会社ドコモSMTBネット銀行」に商号を変更することを発表しました。この変更は、株式会社NTTドコモ、三井住友信託銀行、そして住信SBIネット銀行の共同経営体制が整ったことに伴うものです。新商号には、株主であるドコモと三井住友信託銀行が相互協力し、住信SBIネット銀行のさらなる成長に貢献するという強い意志を込めています。

商号変更の背景

住信SBIネット銀行がドコモの連結子会社となるのは、2025年10月1日（水）であり、その日を境に共同経営が始まります。これを受けて、同銀行は新サービスブランド「d NEOBANK」を導入し、今後もドコモの豊富な顧客基盤やサービスと三井住友信託銀行の金融ノウハウを組み合わせて、企業価値の向上を目指します。

資本再編の詳細

さらに、2025年12月25日（木）には資本の再編が行われる予定です。ドコモは、住信SBIネット銀行の普通株式の一部を三井住友信託銀行に譲渡し、同日中に住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行を割當先とした第三者割当増資を実施します。この再編により、さらなる成長とパートナーシップの強化が図られます。

株式譲渡の合計は約500億円、第三者割当増資は約300億円となり、取引後の持株比率はドコモが55.37%、三井住友信託銀行が44.63%に調整されます。また、議決権比率は50%ずつに調整されることも重要なポイントです。

新たな協業施策

住信SBIネット銀行は、ドコモ及び三井住友信託銀行との協業施策を通じて、最先端の金融サービスを提供することを予定しています。具体的には、以下のような施策が発表されています。

1. dポイントの活用: 住信SBIネット銀行の口座を利用することで、給与受取や口座振替時にdポイントが貯まる特典を提供。
2. 住宅ローン金利優遇: ドコモのサービス利用者を対象に、住宅ローンの金利を優遇する施策も準備しています。
3. 証券サービスとの連携: マネックス証券との提携を通じて、銀行口座と証券口座を一元管理できる機能を導入予定です。

これらの新しい施策により、顧客は便利でおトクなサービスを享受できるようになります。また、三井住友信託銀行の「スマートライフデザイナー」アプリを通じて、資産管理や金融商品へのスムーズなアクセスも促進される計画です。

このように、住信SBIネット銀行は新たな商号とパートナーシップを武器に、次世代の金融サービスを提供し、地域に根ざした金融機関としての役割を果たすことを目指しています。今後の展開に期待が高まります。

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