セキュア、無人決済システム企業を連結子会社化
株式会社セキュア(東京都新宿区)は、無人決済・省人化システムを開発する株式会社TOUCH TO GO(東京都港区、以下「TTG」)の株式を取得し、連結子会社化する運びとなった。この取り組みは、セキュアが掲げる「AI×セキュリティ」のビジョンのもと、店舗向けトータルパッケージで企業の経営課題を解決に寄与するものだ。
株式取得の背景
セキュアは、これまでもAI技術を活用し、無人決済店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」などを展開してきた。小売業界での人手不足が深刻化する中、リテールテックの推進を通じて、効率的かつ効果的な運営モデルを提案してきた。今回のTTGの子会社化は、セキュアのAI Store事業をさらに強化するための戦略的ステップとして位置づけられている。
TTGは、AIカメラや重量センサーを駆使して無人決済店舗の「SENSE」シリーズや、セルフレジシステムである「MONSTAR」を展開しており、大手企業との取引実績も豊富だ。JR東日本グループの運営する施設やファミリーマートなど、多様な業態での導入が進んでいる。
取引のスケジュール
この取引に関するスケジュールは以下の通りである:
- - 取締役会決議(セキュア): 2026年2月20日
- - 売主との売買契約締結: 2026年2月20日
- - 本取引の完了: 2026年4月1日
この一連の流れを経て、セキュアはTTGの持分比率が56.2%となり、店舗向けAIソリューションのラインナップを強化することが期待されている。
双方の期待
TTGの代表取締役社長、阿久津智紀氏は、今回の提携により、無人決済技術のインフラが日本中で普及し、社会課題の解決に寄与することを強調している。セキュア社と組むことで、自社の「攻める技術」を最大限に活かし、より多くの顧客にこの技術を届ける姿勢を見せた。
一方、セキュアの代表取締役社長、谷口辰成氏も、大変嬉しいとし、技術と販売の両面での強化により、さらなるリテールテックの推進を図る考えを示した。これにより、AI DX事業のスケールアップも狙っていくという。
セキュアのビジョン
株式会社セキュアは、「AI×セキュリティで新しい価値を創る」というビジョンを掲げ、入退室管理や監視カメラシステムにAIを組み合わせた高付加価値のセキュリティソリューションを提供している。また、顔認証による入退室管理では、2020年以降連続してマーケットシェアNo.1を獲得し、過去には13,000社以上への導入実績を持つ。
今後、セキュアはM&Aを通じてさらなる成長を追求し、AIとセキュリティ分野での新たなイノベーションを生み出し続けることを目指している。今回の事業拡大もその一環と考えられる。
参考情報
今回の株式取得に関する詳細な情報は、セキュアのIR資料に記載されている。行動計画や今後の展望についても触れられており、今後の動向が注目されるところである。決定事項は2026年4月1日を予定しており、今後の展開に期待が寄せられている。
TTGおよびセキュアの直接的な公式ウェブサイトにも、さらなる情報が掲載されているため、興味のある方はぜひ訪問してみていただきたい。