航空測量の新時代を迎える
2026年1月、イエロースキャンジャパン株式会社は、伊藤忠商事株式会社と株式会社パスコとの間で航空測量の実用化に向けた基本合意書を結びました。これにより、最新鋭のレーザースキャナー「YellowScan Voyager」を搭載した固定翼式ドローンの導入が進展し、航空測量の可能性が大きく広がります。
YellowScan Voyagerとは?
「YellowScan Voyager」は、最先端のUAV(無人航空機)に搭載可能なレーザースキャナであり、測量技術の最高水準を誇ります。この機器は、地形調査や地図編纂、森林調査、災害対策に至るまで、様々な測量業務に適応できる柔軟性を備えています。
このVoyagerは特に、525点/㎡という高い点群密度を誇り、短時間で広範囲の測量を行う能力を持っています。これに加えて、ドローンだけでなく、ヘリコプター等のより高速な航空機にも導入可能であるため、測量の効率が飛躍的に向上します。
新たなる挑戦と提携
これまで、マルチコプター型ドローンが測量に利用されることが多かったものの、その飛行距離や時間には限界がありました。しかし、本合意書に基づくプロジェクトでは、伊藤忠商事が提携するWingcopter社の「Wingcopter 198」(W198)を用いることで、これまでの制約を克服し、広域計測が実現します。W198は長距離飛行が可能で、Voyagerの特長を最大限に引き出すための最高のプラットフォームです。
各社の役割
このプロジェクトにおいて、各社は以下の役割を担います。
- - イエロースキャンジャパン: Voyagerの手配および提供、測量情報の抽出と提供、必要な許認可の取得支援。
- - 伊藤忠商事: Wingcopter 198の手配と運航、必要な許認可の取得。
- - パスコ: 運航支援や測量関連機関との調整を行い、測量実務の機会創出に貢献。
YellowScanについて
イエロースキャンジャパンは、フランスのYellowScan社の日本法人で、2012年に設立されました。最先端のレーザースキャナー技術を駆使しており、約100名の専門スタッフがその知識と技術力を活かして業務を展開しています。
技術的な特性
Voyagerのスキャナーとして「RIEGL VUX-120」を搭載し、最大計測飛行高度440mで、最高のデータ生成能力を誇ります。また、Wingcopter 198は、最大飛行距離が110km、最大積載量4.5kgであり、多様な利用シーンに応じて最適な測量を実現します。
まとめ
この新たな取り組みによって、今後の航空測量の風景は大きく変わることでしょう。無人航空機の進化と共に、測量技術の革新が進む中、YellowScan VoyagerとWingcopterの連携によって、測量の精度と効率が新たな次元へと進化します。未来の測量技術に期待が高まります。