福岡に新たな風、アクセラレーションプログラム「UP DRAFT」始動
福岡市に本拠を置く新しいベンチャーキャピタル、GxPartners LLP(ジーエックスパートナーズ)は、地元企業である株式会社ふくおかフィナンシャルグループのベンチャーキャピタルと手を組み、全く新しいアクセラレーションプログラム「UP DRAFT」をスタートさせました。このプログラムは、地域における投資機会を広げ、著名なメンターや事業会社との連携を通じてスタートアップの成長を促進することを目的としています。実施運営は一般社団法人Startup GoGoが担います。
プログラムの特徴
「UP DRAFT」は、シードステージのスタートアップ向けの「UP DRAFT For Launch」とアーリーステージ以降のスタートアップを対象にした「UP DRAFT For Growth」の二つのプログラムを同時に行うのが特徴です。これにより、それぞれのステージに応じた具体的支援が受けられるのが大きな魅力。
パートナー企業との協業
プログラムでは、参加スタートアップとパートナー企業とのコラボレーションを生み出すことに力点を置いています。GxPartnersが運営する九州オープンイノベーションファンドからの出資機会もあり、資金調達の面でも期待が持てます。さらに、著名な起業家や専門家、ベンチャーキャピタルがメンターとして参加し、参加者をサポートします。
UP DRAFT For Launchの概要
このプログラムの主な特徴は、プレシードやシードステージのスタートアップを対象とし、参加企業は3から5社程度を採択します。応募は2019年6月20日から7月15日まで受け付けており、ゴールはプレシリーズA投資の獲得です。
受けられるサポート
1.
仮説検証サポート: メンター陣からの指導のもと、事業の方向性を見極めるサポートを受けることができます。
2.
資金調達の機会: 九州オープンイノベーションファンドから、希望に応じた数百万単位の出資も検討されます。
3.
コミュニティの形成: 多様なスタートアップ、VC、メンターとのネットワークが構築されます。
UP DRAFT For Growthの概要
こちらのプログラムは、すでに資金調達を行ったスタートアップやプロダクトの販路拡大を目指す企業に向けたもので、やはり3から5社を採択します。
特徴とポイント
1.
事業連携: 参加企業はサポート企業との協業を通じ、新たなビジネスモデルを模索できます。
2.
コミュニティ形成: 事業会社やVCとのつながりを強化し、ビジネスチャンスを広げます。
3.
資金調達機会: シリーズA以降の出資検討が行われ、成長を後押しする体制があります。
メンター陣
「UP DRAFT」には、多くの著名なメンターが参加しています。例として、フェムトパートナーズの磯崎氏、株式会社マネーフォワードの辻氏、Globis Capital Partnersの今野氏などが名を連ねています。他にも多くの専門家がサポートし、スタートアップの進化に貢献します。
申し込み方法
参加希望者は、公式サイト(
https://updraft.asia)からエントリーを行うことが求められます。今回は国内のみならず、韓国・台湾・香港からの応募も受け付けています。
まとめ
福岡から発信される「UP DRAFT」は、地元のスタートアップにとって新たなビジネスチャンスを提供する重要なプログラムです。参加することで得られるフィードバックやネットワークの構築は、これからのビジネスにとって大きな強みとなるでしょう。是非、興味のあるスタートアップはこの機会を逃さず、エントリーを行ってほしいです。