ブラウブリッツ秋田×あきた海ごみゼロプロジェクトの連携
秋田県での海洋ごみ削減活動が、スポーツの力を借りて新たな一歩を踏み出しました。この新しい試みは、ブラウブリッツ秋田とあきた海ごみゼロプロジェクトのコラボレーションによる『TRUE BLUEクリーンアップ』です。
イベントの概要
このイベントは2025年6月22日に、ソユースタジアムの周辺で開催されました。約27人の参加者が集まり、ブラウブリッツ秋田のサポーターやマッチスポンサーの東電化工業の社員と共に、スタジアム周辺の清掃活動を行ったのです。この活動は、日本財団による海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環でもあります。
清掃開始の出発式
イベントのスタートを飾る出発式では、ブラウブリッツ秋田の岩瀬社長とスポンサーの若泉社長が挨拶を行いました。岩瀬社長は「サッカーにとどまらず、地域貢献活動も重要で、地域社会とのつながりを強化することが目標」と述べ、地域の美化活動への意義を強調しました。彼の言葉に後押しされ、参加者たちはゴミ拾いを始めました。
目指せ清潔なスタジアム
活動では、スタジアム近辺のあまりごみが見当たらないことに驚きつつも、タバコの吸い殻や埋もれたペットボトル等を手にしました。清掃しながら、参加者たちは県内外のサポーターが気持ち良くスタジアムに来られるよう願いました。また、ブラウブリッツ秋田のマスコットキャラクター・ブラウゴンと海ごみゼロプロジェクトのイメージキャラクター、釣りキチ三平くんも参加し、記念撮影を行うなど、イベントに華を添えました。
サポーターへの情報提供
この日、あきた海ごみゼロプロジェクトのブースにおいて、サポーターには海洋ごみ削減に関する情報が配布されました。参加者にはごみ袋も渡され、持ち物が整うことで、今後の積極的な行動に役立ててもらう狙いです。
雨天の中での活動
天候はあいにく雨が降る状況でしたが、逆に清掃活動を通じて参加者たちの心は整頓されたとの声もありました。試合は残念ながら逆転負けとなりましたが、その後もスタジアム内での清掃活動が行われ、地域への貢献が持続する様子が見受けられました。
参加者の感想
参加者のなかには、「思ったよりもごみが少なく驚いた」という声や、「ごみ袋を手にしていると、ポイ捨てを減らせる意識が生まれた」という反響がありました。最後には「ごみ拾いをしながら帰ります」との言葉も聞かれ、地域美化への思いが感じられました。
あきた海ごみゼロプロジェクトについて
このプロジェクトは、秋田県の海岸線や河川の環境を守るため、様々な活動を行っています。日本海に面し、豊かな自然を持つ秋田県では、内陸から海に流出するごみの削減を目的とした清掃活動を通じ、多くの県民にふるさとの海を大切にしてもらうよう啓発しています。
日本財団との連携によって、より多くの人々に海の重要性を伝え、地域全体での意識向上が図られています。これからも地域貢献と環境保護に向けた活動が続くことを期待したいものです。