Z Venture Capitalが新しい拠点をサンフランシスコに開設
LINEヤフーのコーポレートベンチャーキャピタルであるZ Venture Capital(ZVC)が米国サンフランシスコに新たなオフィスを開設しました。この新しい拠点は、米国とアジアのスタートアップエコシステムをつなぐ「ゲートウェイ」としての役割を果たすことを目指しています。起業家、投資家、イノベーションパートナーが集まり、アイデアの交換やグローバルに影響を与える企業の支援・構築を行うハブとして機能する予定です。
ZVCは2016年から米国のディープテックやAIスタートアップへの投資を行っており、これまでに約60社に投資しています。今回の新オフィスにより、今後も最先端のテクノロジーの発掘と支援に力を注いでいく方針です。
オフィスの概要
- - 所在地: サンフランシスコ・ミッション地区
- - 開設予定: 2025年10月
ZVCは、この新しいサンフランシスコのオフィスを通じて、以下の目標を設定しています:
- - 米国のアーリーステージからグロースステージのスタートアップへの投資拡大とアジア市場進出の支援
- - ネットワークと運営支援を通じて、米国へ進出するアジアのスタートアップを全面的にバックアップ
- - VC、グローバル企業、スタートアップ起業家間の強固なコミュニティの構築
将来的には、起業家同士や投資家との知見交換を促進する交流イベントを開催予定で、個別相談のオフィスアワーやテーマ別のラウンドテーブルを定期的に行います。このような活動を通じて、アイデアや人間関係の育成を図り、アジアと米国のスタートアップエコシステムを結ぶ場に成長させていきます。
CEOのコメント
ZVCのCEOであるIn Joon Hwang氏は、サンフランシスコの新オフィスがアジアのイノベーションと米国の多様な人材、ネットワーク、市場を結ぶ役割を象徴すると述べています。
「我々の10年以上の投資経験をもとに、クロスボーダーでの成長を加速させるためのストラテジーを展開し、起業家のグローバルな夢を実現するために必要なサポートを提供していきます」との意気込みを示しました。
また、パートナーのHyung Kim氏も「新しいオフィスを開設できることに非常に興奮しています。新型コロナの影響で物理的にオフィスを閉鎖していた期間からの重要な一歩です。この新オフィスが、我々のコミュニティに対する新たなコミットメントを表し、アイデアや人間関係が育まれる場所となることを願っています」と語っています。
Z Venture Capitalは今後、進出支援やコミュニティ構築を通じて、サンフランシスコからアジアへの強固な橋渡し役の役割を果たしていくことでしょう。
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