nCinoとセイコーソリューションズが個人ローン業務を革新する新たな連携を開始

nCinoとセイコーソリューションズ、効率化を目指す新提携

クラウドバンキングのリーダーであるnCino株式会社と、セイコーソリューションズ株式会社が新たに提携し、銀行の個人ローン業務の効率化を図ることを発表しました。この協力により、今まで手間のかかっていた融資審査プロセスが大きく改善されることが期待されています。

提携の背景

日本の金融機関は、人口や法人の減少、競争の激化、顧客の行動変化といった様々な課題に直面しています。このような状況下、デジタル技術を活用した業務改革は急務とされています。特に、住宅ローンの審査では、個人信用情報機関への照会業務が大きな負担となっていました。

今回の提携では、nCinoの提供する融資業務プラットフォームと、セイコーソリューションズの「Seiko Trust 個信サービス」が連携し、審査プロセスにおける個人信用情報の取り込みが自動化されます。これにより、事務作業の大幅な削減が可能となり、業務のスピードアップが見込まれています。

提供する価値

本提携により、金融機関に次のような具体的なメリットが提供されます。

- 審査時間の短縮: 融資申込みを行う際に、同時に複数の信用情報機関への照会が行われます。このプロセスが自動化されれば、情報入力や結果確認の手間が省かれ、迅速な審査が実現します。

- システム構築のコスト減: Seiko Trust 個信サービスを経由することで、短期間での申込みから融資業務支援までのシステムを構築することが可能になります。これにより、開発にかかる時間や費用が大幅に削減されるでしょう。

- セキュアな一括接続: 各信用情報機関との安全な接続が一元化され、複雑な手続きなしでの照会が可能になります。これにより、金融機関は簡単に複数機関に照会できる環境が整備されます。

nCinoとセイコーソリューションズについて

nCinoは、世界中の金融機関に向けて、収益拡大と業務の効率化を目指したクラウドバンキングプラットフォームを提供しています。2,700以上の金融機関で利用されており、デジタルファーストの時代に適合したサービスを展開しています。

一方、セイコーソリューションズは、法規制に対応したセキュアな機関接続サービスを提供し、特に金融機関向けの個信サービスなどで高い評価を受けています。両社の連携は、今後の金融業界における新たなスタンダードになることが期待されます。