株式会社Kiviaq(キビヤック)は、2023年7月のプレシリーズAラウンドにおいて1.5億円の資金調達を完了しました。これにより、同社の累計資金調達額は2.8億円に達し、医療体験の新時代へと突入します。
キビヤックは、「すべての医療体験を圧倒的に」という理念のもと、ダークストア型薬局「キビヤックファーマシー」を運営しています。このモデルは、食品や日用品の即配に応用されたもので、薬局においてもオンライン完結型で、最短30分での配送が特徴です。患者は来店することなく、必要な医薬品を手に入れることができます。これに対面サービスを組み合わせたサービスを提供し、従来の薬局では体験できなかった利便性と安心感を兼ね備えています。
2025年10月には、東京都港区芝大門に1号店をオープン。現在までに50医療機関との提携や4つのオンライン診療プラットフォームとの連携を実現しています。これにより、当日配送のエリアは東京都内の18区に拡大し、処方せんの取り扱い枚数は、設立時から約10倍に成長。特に自己配送エリアではリピート率が80%に達し、「お薬の配送」が新たな生活インフラとしてしっかりと根を下ろしてきていることが分かります。
このプレシリーズAラウンドの背景には、少子高齢化による医療ニーズの拡大があり、医療機関や薬局の担い手不足が深刻化しています。従来のモデルに頼った薬局体験に不満を持つ患者が多い中、Kiviaqはこの問題に取り組み、「必要な薬が、必要なタイミングで、手軽に届く」未来の実現を目指しています。
さらに、独自のシステムを活用した在庫管理と薬剤師の負担軽減により、本業務の効率化を図り、より専門的なサービスに集中できる環境を整備しています。今後は、首都圏を中心に「セントラル調剤拠点」の設置を進め、「キビヤックファーマシー」とのハブ&スポーク型ネットワークを拡大すべく邁進します。
マーキュリアインベストメントやCoral Capitalなどが新たな株主として加わり、キビヤックは医療アクセスの再設計におけるパイオニアとしての地位を確立しつつあります。投資家たちからも高く評価されており、岡田俊CEOのもと、薬局業界に革新をもたらすことが期待されています。
今後は、医療機関や薬局だけでなく、患者にとっても負担の少ない医療システムを構築し、必要な医薬品を適時適所に届けることが実現されるでしょう。Kiviaqが描く医療の未来、ぜひ注目していきたいところです。