メンマ屋大門が目指す、メンマの新たな価値と未来とは
メンマ屋大門は、国内で初めて味付メンマを販売した企業として、新たな企業ビジョンを策定しました。「脇役も主役になれる世界をつくる」という考え方のもと、メンマの知名度と評価を向上させることに挑戦しています。
メンマの現状と課題
日本の食文化において、メンマは長年ラーメンの脇役として位置づけられてきました。しかし、外食需要の変化や原材料の高騰、海外依存度の増加といった課題が業界を取り巻いています。これにより、メンマのブランド化や差別化が困難になっており、多くの企業が価格競争に巻き込まれています。
大門の新たな挑戦
こうした背景から、株式会社大門はメンマの価値を再評価し、ブランド確立を目指すことを決断しました。「単なる食品メーカーではなく、メンマという文化そのものをアップデートする会社」として成長するための第一歩として、企業理念の策定を行いました。この戦略を支えるために、ブランディングに特化したトゥモローゲート株式会社の支援を受け、経営理念を明文化しました。
商品開発と消費者のニーズ
大門は業務用だけでなく家庭向けの商品開発にも力を入れてきました。特に注目されるのが「お酒に合うメンマシリーズ」や「メンマご飯の素」といった商品で、家庭で楽しむスタイルを提案し、ヒットを記録しています。最近ではSNS映えを意識した味付けやパッケージデザインにより、若い世代や女性からの支持も集めています。これにより、出荷量が右肩上がりに増加し、前年比120%の成長を遂げています。
一体感の重要性
コロナ禍における成長の波に乗るため、社員の意識を統一し、ブランドとしての一貫性を維持することが求められます。今回のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)の策定は、その基盤を築くための重要なステップです。
ミッション:可能性の味付け
大門の存在意義は、「可能性という味付けで新たな選択と行動を生み出すこと」です。社員全員が一丸となって、メンマを通じて新しい価値を創造することを目指しています。
ビジョン:脇役から主役へ
「脇役も主役になれる世界をつくる」というビジョンは、個性や価値を引き出し、全ての人が物語の主役になるような企業文化を育むことを意図しています。これにより、会社全体が顧客や社員の期待に応えられる存在になることを目指します。
バリュー:おいしいを諦めない
大門の価値観は「おいしくなるまで、かみつづける」、すなわちどんな状況でも「おいしさ」に対する追求を怠らないことにあります。この信念を基に7つの行動指針を掲げています。たとえば、困難な時期でも社員とその家族を大切にすることや、個人のチームプレーを重視することなどです。
未来に向けた展望
これらを通じて、大門は「メンマ」という食材の可能性を広げ、ラーメン店をはじめ、一般消費者に向けて「おいしさ」と「使いやすさ」を提供し続けることを約束します。私たちの取り組みは、単なる商品開発にとどまらず、全体の食文化に影響を与える未来へとつながっているのです。公式オンラインショップやSNSでもその最新情報を発表していますので、ぜひご覧ください。