株式会社航和、資金調達を完了
岩手県雫石町に拠点を置く福祉企業、株式会社航和が「岩手新事業創造ファンド2号」から資金調達を実施しました。このファンドは、岩手の地域活性化を促進する画期的な取り組みとして注目されています。
目的と背景
航和は、介護の現場でIoTを導入することで業務の効率化を推進し、職員が働きやすい環境の整備に力を入れています。そのビジョンは「シームレスな共生社会の実現」であり、サービス利用者や職員双方にとってメリットがある施設モデル、「ななかまどモデル」を策定し、他社にも提供する新たな事業展開を行っています。
今後は新たなシステム開発やコンサルティングサービスの拡充に資金を投じ、さらなる事業拡大を目指します。超高齢社会という課題に真摯に取り組む姿勢を貫きながら、地域社会への貢献と社会課題の解決に向けて尽力していく意向を示しています。
岩手新事業創造ファンド2号の概要
このファンドは2019年に設立され、総額10億円で運営されています。主要な出資者には、いわぎん事業創造キャピタルや岩手銀行などが名を連ねており、ファンドの投資期間は7年となっています。
投資方針としては、岩手県の経済活性化を期待される企業への支援を行い、企業価値の向上を図ることが求められています。特に、岩手県のベンチャー企業や岩手県外に拠点を持つ岩手出身の企業に対しても注力する方針です。
航和の企業概要
株式会社航和は2007年に設立され、今では11の介護福祉事業所を運営しています。また、障害福祉にも対応できるように社会福祉法人も設立し、就労支援やグループホームの運営も行っています。東京や仙台にもオフィスを構え、介護関連のアプリ開発やコンサルティングサービスも同時に展開しています。
代表取締役の佐々木航氏は、「地域住民が安心して生活できる社会づくりに向けて、今後も様々な取り組みを続けていきたい」と意気込みを語っています。フルスペックのサービスを通じて、未来の福祉ビジネスモデルを描く航和の今後に期待が寄せられています。
URL:
株式会社航和