品川港南エリアで開催されたエコアクションキャンペーンの成果と参加者の意識向上

品川港南エリアで実施されたエコアクションキャンペーン

2024年10月8日から10月28日にかけて開催されたエコアクションキャンペーン「ONE TEAM CHALLENGE 品川港南」は、NTTアーバンソリューションズ、NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェアの3社による共同プロジェクトで、参加者は品川港南エリアにオフィスを構える企業の従業員534名でした。この取り組みは、環境省が推進する「デコ活」の一環としても位置づけられています。

キャンペーンは参加企業間での一体感を醸成し、環境への意識を高めることを目的としています。前夜祭や中間報告会を通じて横のつながりを強化し、参加者同士の交流を促進しました。今回のキャンペーンでは、企業のエコアクション実施回数が合計で18,059回に達し、CO₂削減効果は約9トン、これはおおよそ杉の木1,000本が1年間に吸収するCO₂量に相当します。

エコアクション実践の具体例

キャンペーンに参加した従業員は、様々なエコアクションを実践しました。具体的な行動例としては、エレベーターの代わりに階段を利用することや、マイボトルやマイカップを活用することが挙げられます。また、冷房の温度を下げるのではなく、クールビズやウォームビズを活動として取り入れること、さらには徒歩や自転車での移動も奨励されました。これらの小さなアクションが集まることで、大きなCO₂削減につながったのです。

参加者の意識向上

参加者へのアンケート調査によると、約89%が環境への関心や知識が高まったと回答し、86%が環境にやさしい行動に取り組んだと報告しています。さらに、77%の参加者が今後も環境に配慮したビルに入居し続けたいと述べており、今回の活動が参加者の意識を大きく変えたことがうかがえます。

振り返り会での意見交換

キャンペーン終了後には振り返り会が開催され、15社の有志約60名が参加しました。参加者はエコアクションの実践の中での新しい発見や課題を共有し合い、さらなる取り組みを促進する機会となりました。特別ゲストとして環境省の島田智寛氏が登壇し、脱炭素社会の実現に向けた国民運動「デコ活」についての講演が行われました。

今後の展望

今回のキャンペーンを踏まえ、NTTグループはさらなる環境行動の促進を目指していきます。具体的には、参加企業の拡大や、他のエリアへの展開を図り、持続可能な社会の実現に貢献していく計画です。

このようなエコアクションの活動は、環境保護に対する強いメッセージを発信し、企業のCSR活動にも寄与することが期待されます。参加企業同士の協力を通じて、さらなる地域のエコ意識の向上を目指す取り組みは、これからも続いていくことでしょう。