ナンバーナイン、マンガトリガーの資金調達でコンテンツ力を強化へ

漫画のセレクトショップ『マンガトリガー』が成長へ向けて一歩前進

株式会社ナンバーナインが運営する『マンガトリガー』が、総額2億円の資金調達を予定している。この資金調達は、フィールズグループが持つIPや漫画制作のノウハウを活かし、コンテンツ力の強化を図るものだ。

資金調達の目的

今回の資金調達の目的は、より個人に合わせたレコメンドシステムの開発と、それに伴う開発体制の強化にある。さらに、ブランドの力を高め、多くの人に漫画を楽しんでもらうことを目指しているという。また、体制強化にともない、人材の採用にも力を入れる考えだ。

ナンバーナインの代表取締役社長、小林琢磨氏は、「漫画を愛する人々に向けたクオリティの高いサービスを提供し、漫画という文化を広げることが私たちの使命です」と話す。

引受先とその背景

今回の資金調達の引受先として、フィールズ株式会社が名を連ねている。今後はさらに多くの個人投資家や事業者と協議が進む予定だ。この戦略的なパートナーシップは、ナンバーナインにとって重要なステップであり、より強力なコンテンツ制作が期待される。

『マンガトリガー』の魅力

『マンガトリガー』は、漫画のセレクトショップをコンセプトにしたアプリで、読むことができる漫画は24時間待てば無料というユニークなシステムを採用。これにより、ユーザーは多様なジャンルの厳選作品を楽しむことができる。毎年1万点以上が出版される漫画市場において、埋もれてしまう作品を発掘し、独自の視点で提供することが特徴だ。

また、サイバーエージェントの藤田氏や漫画家の東村氏といった著名人によるセレクションも行い、様々な観点で漫画を推薦することで、ただのアプリではない、まさにセレクトショップのような体験が提供される。

最近では、Android版のリリースも控えており、今後の展開への期待が高まる。