森トラストグループ、本社オフィスで日経ニューオフィス賞を受賞

森トラストグループの本社が、日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会主催の第37回日経ニューオフィス賞において、「ニューオフィス推進賞」を受賞しました。この賞は、創意工夫にあふれたオフィス環境を評価し、オフィスづくりの普及と促進を目指しています。

目的地となるオフィスのビジョン

同社のオフィス事業のビジョンとして掲げているのが「DESTINATION OFFICE」です。この概念は、社員が自然と集まりたくなる目的地を提供することを重視しています。2023年5月に移転した本社オフィスは、このビジョンを実現するための空間として設計されており、一人ひとりが自分らしく働ける場所を提供しています。

受賞の理由は、空間デザインやオフィスコンセプト、そして独自のコミュニケーション促進策に加え、未来のオフィス像を具現化した点にあります。特に、オフィス内覧ツアーやワークスタイル情報発信セミナーの取り組みが高く評価されました。これにより、社外に向けても「これからのオフィスの在り方」を示すことができています。

「Lobby」の特徴

移転後の本社には、ホテルのロビーをイメージしたエントランス空間「Lobby」が設けられています。この空間は、執務スペースだけでなく、社内外の交流の場ともなっています。デザインには、社員や訪問者にとっての「心地よさ」を追求した要素が含まれており、イベント開催にも対応可能です。実際に、移転後15か月で約70件のイベントが行われるなど、活発な交流が実現されています。

多様なニーズに応える可変性

オフィスの設計においては、目的地としての魅力だけでなく、多様な働き方やニーズにも対応した「可変性」を持たせています。家具や壁の配置を固定することなく、フロアの8割が迅速な変化に対応できるよう工夫されています。これにより、社員のニーズに合わせてオフィスの活用が可能となり、柔軟で多様な働くスタイルを支援しています。

社外発信の取り組み

森トラストグループでは、クリエイティブな空間を提供するために、独自のサステナブルな内装の基準を設けています。また、ワークスタイル情報発信セミナー「D.O.Live！」の定期開催を通じて、他社のワークスタイルにも影響を与える存在となるよう努めています。

他にも、愛媛県愛南町とのコラボレーションで特産品マルシェを開催したり、全国各地の良品を発掘するイベントに参加したりと、地域との連携を大切にした多彩な活動を行っています。様々なセミナーやイベントを通じて、新しいオフィスの模範となることを目指しているのです。

今後の展望

森トラストグループは、オフィス事業者として新たなワークプレイスの在り方を追求し、人の心を引きつけるオフィス空間を実現していく考えです。これからも、オフィスのあり方を革新し続けることで、全ての社員が自分らしく働ける環境を提供することに尽力します。

詳細情報

オフィスのコンセプトやフロアプラン、機能については、公式ウェブサイトで詳しく紹介されています。

- 森トラストグループの公式サイト

森トラスト株式会社について

森トラスト株式会社は、日本都市部における大型開発や全国のホテル事業を展開する総合不動産ディベロッパーです。当社は、都市開発や観光資源としての歴史的建造物を保存・活用することで、日本の国際競争力を高めるための事業に取り組んでいます。今後も様々なプロジェクトを通じて、地域社会や経済に貢献していく所存です。