新たに誕生した「お客様対応専門員(CAP)」資格の魅力と意義
最近、一般財団法人日本産業協会から新しい資格「お客様対応専門員(CAP)」が設立されました。この資格は、消費者対応やお客様相談に関する幅広い知識を有するプロフェッショナルを育成することを目的としています。具体的には、消費者問題、消費者行政、消費生活に関する法令などの知識が求められます。
資格取得のメリット
「お客様対応専門員(CAP)」資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。
1. コミュニケーション力の向上
資格取得者は消費者法令や行政知識に基づいた対応ができるようになるため、顧客からの申し出を理解しやすくなります。これにより、適切な対応を展開できるため、顧客満足度の向上が期待できます。
2. 継続的な知識の提供
資格を持つ方々には、最新のテーマに基づいたeラーニング講座が提供され、知識を常にアップデートすることが可能です。
3. 信頼性の向上
名刺に「お客様対応専門員(CAP)」と記載することで、社内外からの信頼を向上させることができます。特に顧客サポートに従事する方にとっては、その信頼性の向上は大切な要素です。
誰に向いているのか
この資格は特に、企業内でお客様相談にかかわる担当者やコールセンターのスタッフにとって必須の資格となります。また、店舗スタッフや営業マンなど、日常的に顧客と接する立場の方々にも大いに役立つ内容が含まれています。
CAP資格制度 開始記念セミナー
新資格の創設にあたり、「お客様対応専門員(CAP)資格制度 開始記念セミナー」も開催されます。消費者問題の専門家集団である「NACS」が推進するセミナーでは、消費者志向経営の方向性を学べる貴重な機会です。
セミナーの概要
- - 日時:2018年10月25日(木)14:30~16:30(14:00開場)
- - 場所:御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンター 1階 RoomB
- - 講演内容:消費者志向経営の位置づけと今後の取り組みについて
- - 対象者:企業のお客様対応部門の管理者や職員、大学生
- - 定員:90名(参加費は無料)
申し込みは、NACS東日本支部のウェブサイトから可能です。興味のある方は、ぜひお早めにお申し込みください。
資格試験について
「お客様対応専門員(CAP)」資格の試験は全国の260か所で毎日実施されています。受験者は便利な日程や場所を選ぶことができ、試験に必要な範囲として以下の内容があります:
- - 消費者問題の基礎知識
- - 企業における消費者対応
- - 持続可能な社会における消費者
- - 消費者行政の基礎知識
- - 消費生活に関する法令
試験の形式は択一および○×式で、効率よく学習できるテキストも販売されています。受験料は6,302円で、申し込みはインターネットを通じて行います。
日本産業協会について
一般財団法人日本産業協会は1980年から消費生活アドバイザー資格制度の試験を実施し、これまでに1万6,000人以上を合格させてきました。消費者と企業、行政の架け橋として、苦情相談に対するアドバイスができる人材育成を目指しており、「お客様対応専門員(CAP)」資格はその学びやすさから、多くの企業で必要とされています。
この「お客様対応専門員(CAP)」資格は、消費者とのより良い関係を築くために大いに役立つでしょう。今後の試験やセミナーを通じて、ぜひこの機会に新たな知識を学び、キャリアアップに繋げてみてはいかがでしょうか。