今年の忘年会シーズンに向けて、福岡の飲み文化の特徴が明らかになりました。キューサイ株式会社が実施した調査によると、福岡の35.4%が2次会以上に参加し、特に30代では49.9%が「もう一軒!」を選択。これは全国平均を7.8%上回る数値です。
飲酒量が多い福岡
さらに、飲酒量の調査においても、福岡は全国平均よりも飲酒量が多い傾向が顕著です。1回の忘年会で3合以上飲む人の割合は57.9%であり、特に70代で66.7%という結果も記録されました。これは福岡の「飲む文化」が広く根付いていることの表れです。
〆のラーメンが大人気
一方で、忘年会の後に食べる「〆の食事」にも地域特有の特徴が見られます。全体の約33.3%が「〆の食事」を習慣にしている中、福岡の〆は圧倒的にラーメンが人気で63.6%が選んでいます。うどんも45.5%と高い支持を得ており、福岡ならではの食文化が飲み会と結びついています。
健康課題の認識
ただし、忘年会シーズンにおける健康意識も強く、67.7%の人が健康課題を感じていることが分かりました。特に30代から40代の働き世代では、約7割がその意識を持っていますが、実際に健康対策を行っている人は25.2%にとどまっています。
運動不足が最大の課題
多くの人が問題として挙げているのは「運動不足」で、48.5%がこの問題を認識していました。その他、「免疫の低下」や「睡眠不足」も懸念されており、年末の忙しさが生活リズムに影響を及ぼしていることが伺えます。
健康的な忘年会を
このような背景を受けて、福岡では新たに「〆トレ」と呼ばれる健康習慣の提案がなされることになりました。12月9日から15日には西鉄福岡(天神)駅において広告が展開され、地元の人たちに健康的なライフスタイルを促すことを目指しています。
この機会に、忘年会の楽しみとともに、健康意識も高めていきたいですね。また、福岡の豊かな食文化を楽しむことと、身体のケアの両立がより良い年末を迎えるためには不可欠です。