CORI導入の意義
2021-11-05 20:33:07

次世代手術支援ロボットCORI導入の富永病院整形外科の挑戦

次世代手術支援ロボットCORIの導入



富永病院整形外科は、2021年10月に人工関節置換術に利用する次世代型手術支援ロボットCORI(Smith & Nephew製)を導入しました。このロボットは、主に変形性膝関節症や関節リウマチ、膝関節骨壊死に対し、オーダーメイドの人工膝関節置換術を実現します。特に注目されるのは、赤外線カメラを用いて関節の表面形状を高精度に読み取り、さらに膝関節の屈伸時の動きをリアルタイムでコンピューターが認識する機能です。

CORIは、国内では4つの施設で新たに導入され、富永病院ではその先駆けとして、11月1日、2日に西日本で初めての単顆型人工膝関節置換術(UKA)と人工膝関節全置換術(TKA)を実施しました。この技術革新により、患者一人ひとりの状態に応じた最適な手術が行えるようになります。

CORIの2つのメリット



手術支援ロボットCORIの導入には、大きく2つのメリットがあります。まず一つ目は、より正確なインプラントの設置が可能になる点です。CORIのサポートにより、熟練の医師をも上回る精度で、インプラントを理想的な位置に設置することができます。これにより、骨を掘削する際の誤差を1mm、1度以下に抑え、より自然で長期耐久性の高い人工膝関節を実現します。

二つ目のメリットとして、靭帯バランスの取れた膝の動きを再現できることが挙げられます。従来の手術では、術者が膝の伸展時と屈曲90度の靭帯バランスを確認するだけでした。しかし、CORIを利用することで患者の膝関節の可動域全ての靭帯のバランスが視覚的に表示され、その情報を基に微調整を行うことが可能となります。これにより、より自然な動きの膝を実現し、場合によっては切除が必要だった十字靭帯を温存できる可能性もあるのです。

富永病院整形外科では、CORIの導入により、術後の患者の満足度を従来以上に高めた人工膝関節手術を提供できると期待しています。患者さんの負担を軽減し、より快適な生活へとつながる新たな治療法が、今後一層進化していくことでしょう。

この新しい医療技術は、富永病院が地域医療の進化に貢献する重要な一歩となります。患者さん一人ひとりに寄り添った最適な治療を提供するため、これからも新たな技術導入を進めていく方針です。

会社情報

会社名
社会医療法人寿会
住所
大阪府大阪市浪速区湊町一丁目4番48号
電話番号
06-6568-1601

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