2025年6月10日、銀座の人気漬物店「おつけもの 銀座若菜」と、サンドイッチ専門店「サンドイッチハウス メルヘン」が共同で、新たなサンドイッチメニューを発表します。このコラボレーションによって誕生したのは、銀座若菜の名物「チーズの味噌漬」を使用した新作サンドイッチです。「銀座若菜のチーズ味噌漬サンド」と名付けられたこの商品は、税込756円で、メルヘンの大丸東京店限定での販売となります。
このサンドイッチは、銀座若菜の「チーズの味噌漬」の深い味わいを存分に引き出しており、一口食べるとその濃厚さに驚かされます。組み合わせには、鮮やかなレタスとトマト、さらに香ばしいクルミとアーモンドを加え、全粒粉パンでサンドされています。発酵食品と野菜、ナッツのハーモニーが絶妙で、ヘルシーながらも意外な満足感を得られます。
この新メニューの開発の背景には、普段あまり結びつかない漬物とサンドイッチの意外な組み合わせに注目したいという思いがありました。銀座若菜の代表取締役、山田耕平氏は「お漬物はご飯のお供というイメージがありがちですが、ポテトサラダに混ぜると美味しいことに気がつき、サンドイッチにも応用可能ではないかと考えました。」と語っており、その発想からメルヘンの専務、土肥幸氏との会話が始まったといいます。
開発が進む中で、特に食材の組み合わせにこだわりを持ちました。サンドイッチハウスメルヘンの大丸東京店、尾藤店長は「初めにかつおぶしやツナを試してみましたが、チーズの良さを引き出すためには合わなかった」と言います。そこで、彼自身も大好きなナッツを試してみたところ、これがぴったり合うことが分かったとか。チーズのクリーミーさを引き立てつつ、ナッツの香ばしさも加わり、サンドイッチとしての絶妙なバランスを生み出しました。
さらに、使用するパンには香ばしさとほのかな甘さのあるブランパンを選び、トマトとレタスを加えて、爽やかさをプラスしました。開発者は「多くのお客様に喜んでいただける商品になると期待しています」と自信を持って語ります。
この新商品は、銀座若菜が2015年から展開している「銀座のチーズ」シリーズの一環であり、特に「チーズの味噌漬」は多くの支持を受けています。その人気は年間約20万パックに達し、老舗の漬け床と国産クリームチーズの優れた融合が生み出す深い旨味とまろやかさが特徴です。コラボレーションにより、和と洋の新しい風味が生まれ、日常に取り入れやすい発酵食品として、多くのファンに愛されることでしょう。
この新しいサンドイッチメニューを通じて、銀座若菜とメルヘンは、発酵食の新たな楽しみ方を提案しながら、多くの人々に感動と満足を届けることを目指しています。今後の展開に期待が高まります。