茨城県大洗町、小学校跡地の活用事業者を公募
茨城県大洗町では、統廃合により廃校となった小学校の跡地活用を目指し、民間事業者を募集することが発表されました。この地域では、近年の少子化や市町村合併の影響で多くの学校が統廃合されています。その結果、廃校となってしまった校舎が多く、新たな活用方法が求められています。
社会問題としての廃校
文部科学省の調査によれば、毎年4~5百校の公立学校が廃校になっています。多くの学校が地域コミュニティにとって重要な役割を担っていたため、その活用方法についての検討が急務です。しかし、廃校後も放置され、遊休施設になっているケースが多く存在しています。
大洗町の取り組み
大洗町では、平成20年度に策定した小学校校舎整備計画に基づき、平成24年度に祝町と磯浜の小学校を統合し、平成28年度には大貫小学校と夏海小学校の統合を完了しました。これにより、3つの小学校跡地が生まれました。この資産を将来の地域づくりに活かすべく、活用方法の検討を行ってきました。そして今回、地域活性化や住民の福祉向上を目指した事業者の公募を行う運びとなりました。
公募の詳細
活用対象となる施設は以下の通りです:
- 敷地面積:約3,135㎡(内、3,128㎡は大洗町が別利用予定)
- 用途地域:市街化調整区域
- 敷地面積:約9,488㎡(内、3,652㎡は大洗町が別利用予定)
- 用途地域:第2種中高層住居専用地域
- 敷地面積:約5,440㎡(内、960㎡は借地等で対象外)
- 用途地域:市街化調整区域
事業者は、施設及びその敷地の一体的な譲渡・活用を原則としています。また、売却または貸与に際しての最低金額や法令による制約、応募資格などの詳細は大洗町ホームページにて確認できます。
大洗町の魅力
大洗町は関東首都圏から近い位置にあり、観光地としても知られています。大洗港は関東地方と北海道を結ぶ唯一の定期航路があり、フェリーが運航しています。また、豊かな自然と観光資源が揃い、アクアワールド大洗水族館やマリンタワーなどが訪れる人々を惹きつけています。穏やかな気候や地域の魅力を生かした事業は、多くの人々の訪問を促進し、地域の発展につながるでしょう。
まとめ
大洗町の小学校跡地を活用するプロジェクトは、地域の未来に寄与する重要な一歩です。参加希望の事業者は、ぜひ公式サイトを訪れ、募集要項を確認してください。地域の活性化に貢献するチャンスかもしれません。
お問い合わせ
本件に関する詳細は、茨城県大洗町役場まちづくり推進課までご連絡ください。