愛知の誇り、黒毛和牛「下村牛」が知事賞を受賞
愛知県大府市で育てられている黒毛和牛「下村牛」は、その美味しさで多くのファンを魅了しています。特に嬉しいニュースが、2024年12月9日に名古屋市で開催された「令和6年度第2回肉牛枝肉共励会」において、下村畜産が育てる「下村牛」が最高位である「愛知県知事賞」を受賞したことです。この受賞は令和元年の第1回目以来、なんと11回連続という偉業です。この記録は、下村牛の肉質の高さと生産者の努力が実を結んでいる証と言えるでしょう。
独自の育成へのこだわり
下村牛は、何よりもその味わいが際立っています。一頭一頭に合った管理を行い、愛情をこめて育てられた牛は、旨味成分であるグルタミン酸が通常の和牛の30倍も含まれています。そのため、食べると口の中で広がる深い味わいを感じることができます。また、オレイン酸を多く含む脂身は、融点が低く、まるで口の中で溶けるかのような感覚を楽しませてくれます。これらの特徴から、下村牛は96%以上のお客様から「うまい!」との高評価を受けています。
経営理念と未来への挑戦
下村畜産は、代表取締役社長の下村知士氏のもと、安心で美味しい牛肉の生産を目指しています。現在、約4,500頭を飼育している同社ですが、2030年には10,000頭に増やす計画を立てています。これには新牛舎の建設も含まれており、一層の品質向上とコスト削減に寄与することを目指しています。また、国内だけでなく海外への輸出も進めており、世界中のお客様に「下村牛」を届けることを目指しています。
下村牛の5つの特徴
1.
あふれる旨味: グルタミン酸の含有量が通常の和牛の30倍。
2.
柔らかい食感: 水分量が少なく、熟成が進んで柔らかい。
3.
究極の口どけ: 融点が低く、口の中でとろけるような脂身。
4.
和牛香: 焼いた時に香る食欲をそそるジューシーな香り。
5.
最大の肉量: 高水準の歩留まりを誇る。
直営焼肉店「三代目下村牛」
下村牛の美味しさを楽しむ場所として、直営焼肉店「三代目下村牛」があります。ここでは、下村牛を使ったさまざまな料理を楽しむことができ、多くのお客様が訪れています。特に期間限定の歳末特売では、お得なセットも販売され、来店客を喜ばせています。
美味しさへの探求とコミュニティへの貢献
さらに、下村畜産は地域コミュニティへの貢献も重視しています。育てられた牛は、地元だけでなく、様々な地域へと届けられ、安全で美味しい牛肉を提供しています。国内外のお客様から支持を受ける理由は、このこだわりに他なりません。下村牛は味わうたびに、受賞歴のあるブランド牛としての自信と誇りを感じさせる、そんな素晴らしい一品なのです。
今後も「下村牛」はその美味しさを追求し続けることでしょう。そして、このブランド牛を世に広めるための努力は続いていきます。下村牛を一度体験すれば、その魅力に心を奪われること間違いなしです。