新潟県長岡市に登場した進化系モデルハウス
新潟の厳しい気候にも対応した高気密・高断熱住宅が、プラスホームによって新たに開発された。この住宅は、2025年9月6日から初公開され、見学が可能となる。特に注目すべきは、屋根だけでなく壁面にもソーラーパネルを設置している点である。これは新潟県特有の冬季における発電の課題を解決するために考案された。
さらなる省エネを目指す住宅
近年、光熱費の高騰が家計を圧迫し、多くの家庭がその影響を受けている。再エネ賦課金は2012年の0.22円から2025年には3.98円に上昇すると予測されており、この影響を味わう家庭は多い。そんな中、プラスホームは自家消費型太陽光発電を採用し、電気代の実質ゼロ化を目指す住宅の提供を進めている。この住宅の最大の特徴は、電気代の高騰を抑える建材と独自の発電システムにある。
積雪地域に最適な発電スタイル
特に新潟県のような積雪地域では、屋根のソーラーパネルだけでは冬季に十分な発電が難しい。本モデルハウスでは、屋根と壁の両方にパネルを設置することで、厳しい冬でも安定した電力供給を実現する。この新たなモデルは、プラスホームの事務所に設置されたパネルから得られた実績を基にしている。過去の発電記録では、積雪期においても初期の2.5倍の発電量を記録しており、その結果は寒冷地における太陽光発電の有効性を示している。
家庭の太陽光発電の在り方
過去にはソーラーシステムは主に「電力を売るためのもの」とされていたが、近年では家庭内での電力供給が主な目的となってきた。特に新潟の雪国では、効率的な家庭での電気使用が重要視されている。この新たなシステムによって、家庭の電力消費を抑え、必要な電力を「自給自足」の形で賄うことができるようになる。
モデルハウスの詳細
新潟県長岡市川崎町に位置するモデルハウスは、9月6日から見学可能で、随時見学会を開催予定だ。無駄のない間取りと最新技術を活用した設計によって、これからの住まいづくりをリードするプラスホーム。見学希望者は事前に予約をすることが推奨されている。
キーパーソンの紹介
プラスホームの設計士が、無駄のない間取りや太陽光発電システムの導入について丁寧に説明してくれるため、参加者は新しい住宅の可能性を実感できるだろう。見学は無料で行われるが、事前の予約が必要となる。興味がある方は詳細をウェブサイトで確認してほしい。これからの時代にふさわしい住宅として、新潟県民の生活を豊かにする一棟となることが期待されている。
会社情報
- - 会社名:プラスホーム
- - 所在地:新潟県長岡市古正寺3丁目116
- - ウェブサイト:プラスホーム
新潟県の家庭が抱える光熱費の問題を真剣に考えた上で開発されたこの住宅。ぜひこの機会に直接体験してみてはいかがだろうか。