アクアが業務用洗濯乾燥機に新技術を導入
アクア株式会社は、超微細気泡を利用した技術「ミラブルテクノロジー」を持つ株式会社サイエンスと共同で業務用洗濯乾燥機の開発に乗り出しました。この新しい取り組みは、2025年度中の製品化を目指しており、業務用洗濯での洗浄性能を飛躍的に向上させることが期待されています。
アクアの強み
アクアは、東京都中央区に本社を置き、業務用洗濯乾燥機を全国のコインランドリーやホテルに提供しています。特に「AQUA」ブランドは、コインランドリー機器における市場シェアNo.1を誇ります。ただし、アクアは洗濯機器だけでなく、敷きふとん乾燥機やスニーカーランドリーなど、多岐にわたる製品ラインを展開しており、環境に優しい衣類除菌技術も採用しています。
ミラブルテクノロジーの導入
今回の共同開発で注目されるのが、独自の「ファインバブル」技術です。この技術を活用したシャワーヘッド「ミラブルシリーズ」は、すでに150万本以上の売上を記録しています。ファインバブルは、洗濯による効果を高め、すすぎの効率も向上させるため、洗浄力を大幅にアップする可能性があります。
特に、環境意識の高まりを受け、清潔さと環境保護の両立が求められている中、アクアとサイエンスの共同開発による次世代型業務用洗濯乾燥機の登場は、多くの企業や施設に新しい選択肢を提供することになるでしょう。
サイエンスの役割
株式会社サイエンスは、ファインバブルに関する技術を持つ企業で、今後も農業や医療、介護といった多様な分野でそのポテンシャルを活かして問題解決に取り組む予定です。今回の業務用洗濯乾燥機開発においても、これまでの実績を基に、さらなる進化を遂げた洗濯機を共に作り上げることに期待が寄せられています。
未来のビジョン
アクアは2月26日から開催される「第9回 国際コインランドリーEXPO 2025」に参加し、最新の業務用洗濯機を展示します。この展示会では、洗濯機の新シリーズ「Superiorシリーズ」や、異業種間の連携を促進する「Cloud IoTランドリーシステム」など、業務用洗濯の新たな提案を行う予定です。
特に、ミラブルテクノロジーを搭載した洗濯乾燥機は注目され、来場者に新しい視点を提供することでしょう。アクアは今後も業界のリーディングカンパニーとして、洗濯技術の進化をけん引していくことが期待されています。
会社概要
アクア株式会社は、2012年に設立され、自社ブランド製品の製造・販売に加え、サービスの提供も行っています。今後も「創新」の精神を大切にし、新しい価値を創出し続けることを目指します。特に、アクアの本質的なミッションである「Authentic Question Unique Answer」に基づき、独自のアイデアで社会の課題に取り組んでいく所存です。