手帳ブランドNOLTYが本屋大賞に協賛、阿部暁子氏の『カフネ』が大賞を受賞

手帳ブランドNOLTYが贈る第22回本屋大賞

2025年4月9日、手帳ブランドNOLTYを展開する株式会社日本能率協会マネジメントセンター（JMAM）が協賛する「本屋大賞」が発表されました。今年の大賞は阿部暁子氏の作品『カフネ』（講談社）が見事に受賞しました。

受賞の瞬間

授賞式では、JMAMの代表である張士洛社長から、阿部暁子氏に対し心温まる祝辞が贈られました。副賞として、「NOLTY能率手帳ゴールドメモティ」や「4月始まりNOLTY TiOセット」、「NOLTYノートブック」、「本革リーガルパッドホルダー」などの豪華な賞品が授与されました。受賞者阿部氏の嬉しそうな表情が印象的でした。

本屋大賞とは

「本屋大賞」は、全国の書店員が選ぶ“いちばん売りたい本”を決定する賞で、NPO法人本屋大賞実行委員会によって主催されています。過去一年の間で、書店員が「自分で読んで面白かった」と感じた作品の中から投票があります。これにより、実際の顧客ニーズに基づいた書籍選びが行われます。このような取り組みは、出版業界の発展に寄与し、書店の活性化を図る試みとなっています。

本年で22回目を迎えるこの賞は、出版不況といわれる現代において、書店や出版社が一丸となり、新たな流れを生むための重要な活動の一環とも言えます。

『カフネ』の魅力

『カフネ』は、法務局に勤める野宮薫子が主人公の作品で、弟の急死という悲劇を背負いながら、弟の元恋人である小野寺せつなと出会い、彼女が運営する家事代行サービス「カフネ」に関わることになる物語です。この二人の女性が、食を通じて心の距離を縮めていく様子がやさしく描かれており、多くの読者の心に響いています。

「一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい」と繰り返されるその言葉は、作品全体を通したテーマであり、読者に深い感動を与えます。

阿部暁子氏のプロフィール

著者の阿部暁子氏は、岩手県出身の作家であり、2008年に『屋上ボーイズ』でデビューを果たしました。その後も多くの著書を手掛け、文学界での地位を確立しています。『カフネ』では、自身の経験や感情を踏まえた花のような描写が多くの読者に共感を呼びました。

受賞者インタビュー予定

JMAMでは、受賞を記念して阿部暁子氏のインタビュー記事を「時間〈とき〉ラボ」に掲載する計画を立てています。このインタビューでは、受賞の喜びや、作品に込めた思い、さらには自身の時間管理についてなど、様々な話題について触れる予定です。インタビューは2025年5月中旬に公開される予定です。

まとめ

このように、今年の本屋大賞は、読者や書店員からの期待を一身に受けた作品が選ばれ、その背後には手帳ブランドNOLTYが果たす重要な役割もあります。JMAMは、今後も出版界を盛り上げるための支援を続けていくことでしょう。『カフネ』を手に取ることで、心温まる物語に触れることができるはずです。是非、ご注目ください。