フルブライト奨学金2020年度生募集開始!
日米間の教育文化交流を推進するフルブライト奨学金制度が2020年度の奨学生の募集を開始しました。今回の募集はオンラインのみで行われており、その期間は2019年4月1日正午から2019年5月31日午後11時59分までです。応募に関する詳細情報は、
こちらのウェブサイトで確認できます。
フルブライト奨学金制度は、奨学生がそれぞれの専門分野で研究を進めるために必要な財政的支援を提供し、さらに日米の相互理解を深めるためのリーダーを育成することを目的としています。奨学生は、学業や研究だけでなく、留学先や地域社会に積極的に関わることで、両国の知見を広める役割を担います。
日本人フルブライターの活躍
フルブライト奨学金制度は、65年以上の長い歴史を持ち、その間に多くの日本人フルブライターが教育、行政、法律、ビジネス、マスコミなど多岐にわたる分野で活躍しています。こうした人物たちは、フルブライトによって授けられた経験を活かし、各々の分野でリーダーシップを発揮しています。
奨学金プログラムの種類
今回募集される奨学金プログラムは、4つのタイプがあります。各プログラムには特定の応募資格要件や給付内容があり、詳細は以下に示します。主に人文・社会科学、政策、社会、倫理に関連する学問分野が対象です。
1.
大学院留学プログラム
学業と人格の両面で優れた学生に対し、米国の大学院での研究機会を与えます。該当者は正規の学生として、学位取得を目指す課程に参加します。
2.
大学院博士論文研究プログラム
日本の大学で博士論文を提出することを目的に、米国の教育機関で、単位取得を伴わない研究を行います。セミナーには参加できますが、単位取得のための科目履修は行えません。
3.
研究員プログラム
大学教員や政府機関および非営利研究機関に勤務する人が対象で、米国の大学などでテーマに沿った研究を行います。こちらも単位取得を伴わない形式です。
4.
ジャーナリストプログラム
現役のジャーナリストで、5年以上の経験を持つ人が対象。各自の研究テーマに基づいた研究を米国で行いますが、技術面の研修は含まれません。
会の背景とその意義
フルブライト奨学金制度は大戦後の1946年に設立され、平和に向けた人同士の交流が重要であるとの信念のもと始まりました。以来、約160カ国において38万人以上の研究者や教育者に機会を提供してきました。特に日本におけるフルブライトプログラムは1952年から始まり、初めは米国政府からの資金で運営され、その後日米両政府による共同運営が確立されました。
フルブライト奨学金は、ただの経済的支援にとどまらず、国際的な視点を持ったリーダーを育成するための重要なプログラムとして機能しています。この歴史と意義を理解し、次世代のリーダーとしての第一歩を踏み出してみませんか。募集要項や最近の奨学生リストは何度もウェブサイトで確認できるので、ぜひチェックしてみてください。