ロードスターキャピタル、2024年通期決算を発表
ロードスターキャピタル株式会社(東京都中央区)は、2024年12月期の通期決算を発表しました。この年度は、半期の最初から連続して増収増益を達成し、創業以来12期連続の好業績に光を当てました。
2024年12月期の主なハイライト
同社は、連結売上高300億円、税前利益100億円という目標を達成。この成果は、コーポレートファンディング事業、アセットマネジメント事業、クラウドファンディング事業が過去最高の売上を記録したことによるものです。
販売用不動産も大きく積み増し、750億円を上回る規模に達しています。この結果、同社は多様な不動産投資領域での成長を示しています。
2024年のトピック
1. インバウンド需要の回復と投資の強化
同社が特に注力したのは、インバウンド需要の回復に対応するためのホテル投資です。今期にはひらまつが運営する6つの高級リゾートホテルを取得し、さらなる成長を目指しています。待望の新施設は全国各地に展開され、今後の収益基盤を固めることが期待されます。
2. 『OwnersBook』サービスの10周年
このクラウドファンディングプラットフォームは、始動以来10周年を迎え、累計投資額は500億円を超え、配当総額も20億円を突破しています。この実績が、ユーザーからの信頼をさらに高めることとなりました。
各事業の決算概要
不動産投資領域における成果
- - コーポレートファンディング事業:販売用不動産は2024年末時点で26件、815億円となり、含み益は約340億円です。
- - アセットマネジメント事業:全国の複数物件を新規受託し、AUMは1400億円に達しました。
Fintech領域の進展
- - 『OwnersBook』:投資需要の高まりにより、案件組成も順調で、投資実行額134億円を記録。売上高は前年同期比で43%増の6億5700万円です。
今後のマーケット展望
次期に向けた見通しでは、インバウンド需要の更なる高まりとオフィス回帰の動きが予測されています。具体的には、オフィス空室率の低下と賃料の増加が期待され、マーケットは熱を帯びてくる可能性があります。加えて、金利動向に柔軟に対応し、事業計画を進めていくつもりです。
2025年12月期の見込み
売上高39%、税前利益11%の成長を見込んでおり、配当性向も引き上げる予定です。創業以来13期連続の増収増益を目指し、投資機会を最大限活用していきます。
まとめ
ロードスターキャピタルの成長は、今後も持続的に続く見込みがあり、顧客の信頼を獲得しつつ、さらなる業務拡大を図る姿勢は注目に値します。次回の決算は2025年4月30日に発表される予定です。詳細は、公式コーポレートサイトで確認できます。