中高生が未来のまちの姿を描くワークショップ
2025年8月から9月にかけて、NPO法人Grow & Leapが主催する『まちづくりワークショップ』が東京・豊橋およびオンラインにて開催されました。このワークショップには、中高生を中心に大学生や社会人など全国から47名が参加し、積水ハウス株式会社の協力のもと“こんなまちに住みたい!”というテーマで意見を交換しました。
ワークショップの概要
このイベントは、8月18日に行われた東京・赤坂ガーデンシティと豊橋のミラまちモデルハウスでの対面と、9月13日と27日のオンラインセッションから成り立ちました。多世代の参加者が集まる中、若者たちは様々な視点からまちづくりについて学び、自分たちの思いを形にする機会を得ました。
学びの背景と目的
日本財団の「18歳意識調査」によると、自分で社会を変えられると考える18歳は18.3%に過ぎません。この現状を背景に、Grow & Leapは思考や感性、価値観を育むためにまちづくりをテーマにしたワークショップを行うことにしました。参加者が自らの視点を見つめ、他者の価値観に触れることで対話を通じて新しいアイデアが生まれることを目指します。
積水ハウスに学ぶ『まちを見る4つの視点』
ワークショップでは、積水ハウスの社員から「まちづくり憲章」と4つの視点についてのレクチャーが行われました。これらの視点は、
環境マネジメント、生活マネジメント、経済マネジメント、タウンマネジメントの4つです。それぞれの視点についての実例を交えた講義を受け、参加者は自分たちのまちの強みや課題に気づくきっかけを得ました。
自分の価値観から未来のまちを考える対話
自分が大切にしたい視点を選ぶ
参加者は4つの視点から特に大切にしたいものを選び、その理由を発表しました。中には「緑が多いと心が落ち着く」「地域資源を活かしたい」といった声があり、それぞれの価値観が反映されました。
ミラまちを題材にした議論
積水ハウスの事例である「ミラまち」を題材に、未来のまちにとって必要な要素についてディスカッションが行われました。重要視されたキーワードには「多世代が関わる」「活気・イベント」「安心・防災」「緑の多さ」「日本らしさと多様性」があり、参加者同士の意見交換は非常に活発でした。
参加者の声
今回のワークショップを通じて、参加者はまちづくりの重要性について新たな視点を持つようになりました。彼らの声として、「4つの視点はどれも欠けてはいけないと感じた」「人とのつながりが不可欠だ」といった感想が寄せられました。また、「初対面の人との対話で自分の価値観に気づけた」という意見も多くあり、他者との対話がどれほど自分自身を豊かにするかを実感したようです。
未来をつくる力を育む
Grow & Leapでは、今後も若者たちが社会とつながる機会や、未来を形づくるための探究活動を提供し続けていきます。このような取り組みを通じて、次世代のリーダーたちが自分たちの手で社会を築いていけるような支援を行っていきます。
団体情報
- - 名称:特定非営利活動法人Grow & Leap
- - 代表者:倉田佳代子
- - 所在:愛知県名古屋市東区泉一丁目7番30号デュオヴェール久屋大通302号
- - 設立:2018年4月(2021年法人化)
- - URL:Grow & Leap公式サイト
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