明治大学資料館の企画展が大好評！会期が延長されました

明治大学平和教育登戸研究所資料館第15回企画展

風船爆弾作戦と本土決戦準備

明治大学平和教育登戸研究所資料館で開催中の特別企画展「風船爆弾作戦と本土決戦準備—女の子たちの戦争—」が、多くの来場者からの要望に応えて会期を延長。もともと2025年5月31日までの予定だったが、好評を受けて2025年8月30日までの開催が決定しました。

この展示は、すでに5000人以上が訪問し、多くのメディアや専門家からも注目されています。展示会の期間中には、夏休みを挟み、さらなる関連イベントも計画されております。

展示の背景

今から約80年前の1944年から1945年にかけて、日本陸軍は登戸研究所で風船爆弾の開発に力を注いでいました。陸軍はこの兵器を「決戦兵器」と位置づけ、アメリカ本土に深刻な打撃を与えることを目指していました。

風船爆弾は、数十キログラム程度の兵器を搭載できるものの、その内容物として当初は対人細菌兵器が考えられていました。しかし、最終的には牛疫ウイルスや通常の爆弾、焼夷弾が搭載されることになりました。1944年11月から1945年4月にかけて9300発が発射され、国の戦略に大きな役割を果たしました。

展示では、陸軍が風船爆弾にこだわった理由や、多くの女学生たちを動員しての製造過程、またその戦略的意図について詳しく解説されます。さらに、本展示会は、本土決戦に向けた準備に焦点を合わせ、私たちにとって重要な歴史的資料からその実態を掘り下げます。

開催概要

第15回企画展

名称: 風船爆弾作戦と本土決戦準備—女の子たちの戦争—
会期: 2024年11月20日（水）～2025年8月30日（土）
休館日: 日曜日～火曜日（8月2日はオープンキャンパスのため一般入館不可）
会場: 明治大学平和教育登戸研究所資料館（神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1）
開館時間: 水曜日～土曜日（祝日も開館）10:00～16:00
入館料: 無料
主催: 明治大学平和教育登戸研究所資料館
後援: 川崎市、川崎市教育委員会