養子縁組フォーラム
2024-12-16 13:23:28

特別養子縁組の声を届けるプチ・フォーラムの開催レポート

特別養子縁組の声を届けるプチ・フォーラムの開催レポート



株式会社小学館集英社プロダクションは、こども家庭庁から受託した「令和6年度社会的養護経験者等ネットワーク形成事業」の一環として、特別養子縁組当事者によるオンラインプチ・フォーラムを開催しました。このイベントは、特別養子縁組に関する当事者の声を社会に幅広く伝える重要な場となりました。

プチ・フォーラムの目的



プチ・フォーラムは、以下の2つの目的を持って実施されました。
1. 幼少期に特別養子縁組を経験した大人の養子たちのリアルな体験を共有し、参加者に彼らの考えや悩みに触れてもらう機会を提供する。
2. 特別養子縁組の家庭の中で「障がいのあるお子さんを育てている自分には関係ない」と感じている方々に対して、実際の疑問や不安を解消するための場を設けること。

こうした取り組みを通じて、特別養子縁組に関するさまざまな視点を多くの人々に伝え、理解を深めてもらうことを目指しました。

大人になった養子の対談



プチ・フォーラムの一部として行われた「大人になった養子の対談」では、2名の大人の養子が登壇し、事前に寄せられた質問をもとに議論を進めました。ここでは、「養子であることをどのように受け入れたか」、「生みの親に関する情報をどのように知りたいか」、「養子同士の交流をどう深めるか」といったテーマが取り上げられました。また、リアルタイムで寄せられた質問に対する回答も行われ、参加者の関心を引きました。

参加者からは、「当事者の率直な意見を聞けて感動した」「異なる背景を持つ二人の視点を比較できて興味深かった」といったポジティブな感想が寄せられました。

養子・養親の質問コーナー



「養子・養親の質問に答えよう!」というコーナーでは、大人の養子2名だけではなく、特別養子縁組の養親も加わり、座談会形式で進行されました。ここでは、「真実告知のタイミングや方法」、「養親にとっての生みの親の存在について」などが議論され、様々な立場から率直な意見が交わされました。

参加者からは、「具体的な経験に基づいた話が聞けてとても参考になった」「養子と養親の間に存在する苦悩や愛情を理解することができた」との感想が寄せられました。

障がいのある子どもを育てる養親の座談会



「障がいのある子どもを育てる養親の座談会」では、特別養子縁組当事者4名が再び登壇し、事前に寄せられた質問に基づいて意見交換が行われました。このセッションでは、「障がいを抱えるお子さんがいるとわかった時の相談先」や「地域・学校との連携の重要性」、「養親としての困難や喜び」について話し合われました。

参加者からは、「親としての覚悟や社会的な支援について考えられる機会になった」「正直な心情を聞けたことが心に響いた」とのメッセージが寄せられました。

クロージングとメッセージ



フォーラムのクロージングでは、登壇者たちが参加者に向けて感謝とメッセージを伝える場となりました。みそぎ氏は「イベントが皆さんの考えるきっかけになれば嬉しい」と語り、高柳氏は「特別養子縁組後が本当のスタート」と強調しました。志賀氏や志村氏も、参加者への愛情あるメッセージを送っていました。

参加者の多大な関心に感謝



多くの方々からの申し込みをいただき、心より感謝申し上げます。今後も特別養子縁組の当事者がその声を社会に届ける場を作り、理解を深める機会を提供していく所存です。プチ・フォーラムについてのお問い合わせは、事務局までお気軽にご連絡ください。


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会社情報

会社名
株式会社小学館集英社プロダクション
住所
東京都千代田区神田神保町2-30昭和ビル
電話番号
03-3515-6900

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