ロードスターキャピタルが品川区のオフィスビルを取得
2025年5月16日、東京都に本社を持つロードスターキャピタル株式会社が、新たにオフィスビル「KDX東品川ビル」を東京都品川区に取得しました。同社のミッション「不動産とテクノロジーの融合が未来のマーケットを切り開く」を背景に、これは新たな成長の足がかりとなる重要な戦略の一環と言えるでしょう。
物件概要
取得した「KDX東品川ビル」は、東京都品川区東品川四丁目に位置する中層の大型オフィスビルです。玄関周辺には視認性の高い角地に建ち、最寄りの東京臨海高速鉄道りんかい線「品川シーサイド」駅からは徒歩5分という便利な立地が魅力です。そのほか、京浜急行本線の「青物横丁」駅と「鮫洲」駅へのアクセスも良好で、主要なターミナル駅へのアクセスもスムーズです。具体的には、「渋谷」駅まで15分、「品川」駅に18分、「新宿」駅まで21分、「東京」駅まで26分といった具合です。
敷地面積は3,115.45㎡、延床面積は10,138.65㎡であり、鉄骨・鉄筋コンクリート造の地下1階付き5階建ての建物です。もともと1993年に建てられたこのビルは、現在も良好な維持管理が行われており、基準階面積が約480坪と広いため、大型テナントを誘致しやすいのも魅力です。
周辺環境とその魅力
「KDX東品川ビル」は新しく再開発された商業施設やオフィスビル、共同住宅が立ち並ぶエリアに位置し、周囲には公園や水辺広場も整備されています。これにより、都会にいながらも緑や風、海を感じられる開放的な環境となっており、オフィスビルとしても非常に魅力的です。
また、近隣にある「青物横丁」駅周辺は下町情緒があふれる商店街で、旧東海道の歴史を感じさせる街並みがそのまま残されています。この地域の特色も、テナント誘致において重要な要素となるでしょう。
東京圏のオフィス市場の変化
コロナウイルスの影響を受けて、オフィスへの需要が再び高まっています。都心5区では賃貸需要が安定しており、オフィス賃料も15ヵ月連続で上昇中です。この流れを受けて、オフィス市場は都心から周辺区へと広がっていくと、ロードスターキャピタルのリーダーたちは見込んでいます。
この状況の中で、都心周辺区のオフィスビルは他のアセットに比べても割安感があり、今後の投資Opportunityがあると同社は考えています。特に、日本でインフレが進む際にはオフィス賃料及び物件価格の上昇が予想され、これに伴い当社が保有する資産の価値も向上する可能性があります。さらに、インフレがより進行すれば、欧米の投資家による本格的な投資再開も期待できます。
今後の戦略
ロードスターキャピタルは、時代変化を見込みながら、優良な不動産取得を目指し、引き続き情報収集や市場での信頼関係を活用して取り組んでいくとしています。今後のオフィスビル市場に対し、柔軟な戦略を持って臨むことで、より多くの成長機会を得ることが期待されます。同社の動きに今後も注目が集まります。
このように、ロードスターキャピタルは新たな不動産取得を通じて、将来的な成長の基盤をしっかりと固める姿勢を示しています。