Z世代は本当に会社を見切るのが早いのか?
「Z世代は会社を見切るのが早い」という声はよく耳にするが、実際のところはどうなのか?
SoZo株式会社が実施した「【Z世代】SDGsシューカツ解体白書」2024年版では、全国の大学生・大学院生1129人を対象に、就職活動に関する意識調査を実施。
その結果、就職後の勤続年数に対する希望は「3年~5年」が最も多く、男性では29.6%、女性では39.2%が回答。
一方で、5年以上長く勤めたいと回答した学生も40%を超え、男性では48.3%、女性では39.8%と、決して低い数字ではないことがわかった。
さらに、10年以上勤めたいと回答した男性は31.3%と、長期的な安定を求める傾向が見られる。
長く勤めたい学生はどんな会社を選ぶのか?
調査結果によると、長く勤めたいと答えた学生は、高い給与を求めたり、「社会的意義のあるサービス」に関わりたいと考えている傾向が見られた。
特に男性では、この傾向が顕著で、社会貢献性の高い仕事に魅力を感じていることがわかる。
一方、女性は「ワークライフバランス」を重視する傾向があり、特に終身雇用を希望する女性では、約70%が「ワークライフバランス」を重視しているという結果が出た。
企業はZ世代のニーズを理解し、適切な採用戦略を
今回の調査結果からわかることは、Z世代をひとくくりにして、一律に同じ労働環境を提供すれば良いわけではないということだ。
企業は、自社のビジョンや求める人材像を明確にし、それに合った学生層に対して、魅力的な労働環境や福利厚生を提供していく必要がある。
例えば、社会貢献性の高い事業を展開している企業であれば、Z世代の男性にとって魅力的な選択肢になるだろう。
また、ワークライフバランスを重視する女性にとっては、柔軟な働き方や育児休暇制度などが充実している企業が魅力的になるだろう。
Z世代の価値観やニーズを理解し、適切な採用戦略を立てることで、優秀な人材を獲得できるだけでなく、長期的な従業員定着にも繋がる。
Z世代の就職活動に関する情報発信を継続
SoZo株式会社は、今後も「【Z世代】SDGsシューカツ解体白書」プロジェクトを通じて、Z世代の就職活動に関する情報発信を継続していく予定だ。
同社のWEBメディア「ツヅケル|SDGsビジネスニュース」では、Z世代の就職活動に関する最新情報や、企業のSDGsへの取り組み事例などを紹介していく。
Z世代の就職活動に関する情報収集や、企業の採用戦略立案に役立つ情報が満載なので、ぜひチェックしてみよう。