日立、Oracleシステムをクラウドに移行する新サービスを提供開始
株式会社日立製作所は、2023年4月1日よりOracle Databaseを利用した基幹業務のクラウド移行を支援する新サービス「クラウド移行支援サービス for Oracle Database」を開始しました。このサービスには、Oracle Database@AWSへの対応やAI活用を考慮した安全なマルチクラウド環境の構築が含まれています。
このサービスは、AIネイティブな基幹システムへの刷新を目指す「モダナイゼーション powered by Lumada」の強化の一環として位置付けられています。日立は、Oracleシステムの安全かつ迅速なクラウド移行から運用、基幹データのAI活用までを支援し、企業の持続的成長に貢献することを目指しています。
クラウド移行の以下の利点が期待されます。まず、移行前後で30%のコスト削減が可能となり、さらにDBシステムの移行期間を2か月短縮することが実現できることが確認されています。これにより、企業はデジタル・AI競争が激化する中でも、基幹システムの運用コストを最適化し、変革を加速させることができるでしょう。
長年にわたってオンプレミスで運用してきた基幹DBシステムには、クラウド移行やAI活用に際し、セキュリティや安定性、コストといった懸念が存在しました。これらの課題を解決するため、日立は豊富な実績と専門技術を基にこの新サービスを提供します。具体的には、日立独自のベストプラクティスに基づく設計や運用方法を活用し、お客様の基幹業務への影響を最小限に抑えることが目指されています。
サービスの特長
本サービスには、以下の3つの主な特長があります。
1. 迅速かつ安全なクラウド移行
日立は、Oracleシステムを確実にクラウドに移行するためのベストプラクティスを確立しています。これに基づいた設計書テンプレートなどを用いることで、設計項目の網羅性を高めながら作業効率を向上させることが可能です。この結果、企業は先行検討と移行を効率的に行い、短期間で新環境へ移行できるのです。
2. コスト最適化と安定運用の実現
クラウドの利点を最大限に活用することで、基幹業務システムのコストを抑えつつ、高度な運用設計を行うことができます。日立のエンジニアが常に対応し、継続的なコスト削減や運用改善に貢献します。特に、ランサムウェア対策や自動化されたバックアップ運用により、システムのレジリエンスを高める支援が行われます。
3. AI分析環境の提供
AI活用に必要なリアルタイムデータを基幹システムから取得し、安全に分析するための環境を整えています。日立は、業種ごとのドメイン知識を活かしつつ、データマネジメントによってAIの分析結果の精度を高めるサポートを提供しています。
このように、日立の新サービスは企業のデジタル変革を加速させる重要なツールとして機能することが期待されています。金融業界では不正取引の検出や、製造業界では需要予測による在庫最適化など、具体的な活用例が想定されており、本サービスによって企業の競争力向上が実現されるでしょう。
日立製作所は、このクラウド移行支援サービスを通じて、お客様の事業の根幹を支えるシステムの構築や運用の知見を活用し、持続可能な成長をサポートしてまいります。今後も、最新技術を融合させながら、ユーザのニーズに応えるサービス提供に努めていく姿勢です。