AI音声サービス「Voice Space」の活用事例
近年、教育分野においてもAI技術の活用が進んでいます。東京都を拠点とする株式会社Stand Technologiesが提供する「Voice Space」は、音声AIサービスとして注目を集めています。このAI音声サービスを利用して、株式会社EGIJがeラーニング教材のナレーション制作を行った事例を詳しくご紹介します。
株式会社EGIJの取り組み
株式会社EGIJは、脳神経科学を駆使した心理測定ツールを提供しており、コミュニケーションのエラーを減少させるためのコンサルティングを手掛けています。特に、「エマジェネティックス」という心理測定手法を用いたセミナーを展開しているため、本来は対面でのプログラムが主流です。しかし、コロナウイルスの影響で、バーチャル形式への移行を余儀なくされました。そこで、英語で提供されているeラーニング教材を日本語に翻訳して制作する必要が出てきました。
実際のナレーションは音声のばらつきや個々の話し方の違いによって、一貫性が欠けることが多く、結果としてナレーションに素人っぽさが残ってしまうという課題がありました。そこで登場したのがAI音声、「Voice Space」です。広告やSNSで多く聴かれるAI音声に対する受容が高まっている現在、EGIJはこのサービスを選択しました。
Voice Space導入の理由
Voice Spaceが選ばれた大きな理由は、他のサービスと比較して「AIっぽさ」があまり感じられなかったことです。幅広い声モデルが利用できる中で、特に人間らしい音声印象が強いことが評価されました。さらに、操作画面がシンプルで初心者でも扱いやすいという点も、導入の決め手となりました。
実際の利用体験
導入後、EGIJの経営企画部の渡部様は、「Voice Space」を実際に利用してみた感想を語ります。操作のしやすさや行間の調整が容易で、一文字単位での調整も簡単。現在はベーシックエンジンの男性モデルを使用しており、今後はテキスト読み上げのシーン特化エンジンも期待しているとのことです。
今後の展望
現時点ではeラーニング教材に焦点を当てているVoice Spaceですが、今後は広告動画のナレーションや他のメディアでの活用も視野に入れていると渡部様は話しています。年間契約によって幅広い活用を想定しているため、導入直後とはいえ、今後の可能性は無限大です。
Voice Spaceの特徴
「Voice Space」では、200以上の豊富な音声モデルが用意されています。日本語を自然なイントネーションで読み上げる機能や、54ヵ国語に対応した翻訳・読み上げ機能など、多段階のニーズに応える機能が整っています。また、シーン特化エンジンでは、特定のシチュエーションに合わせた声質を選ぶことができ、より人間味のある音声の生成が可能です。さらに、ボイスチェンジ機能によって、個々の声をAI音声モデルに変換することもできるので、多様な利用シーンが期待されています。
まとめ
AI音声技術の進化と共に、声を用いたコンテンツ制作はますます効率化されていくでしょう。株式会社EGIJの事例は、音声AIサービス「Voice Space」がどのように教育分野での新たなアプローチを実現しているのかを示す良い例となっています。AI音声の利用は今後も広がり続けることが予想され、実際のビジネスシーンでもその有用性が高まることでしょう。詳しくは
公式サイトをご覧ください。