リモートワーク導入で変化する「出社」への意識
株式会社HATARABA(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森村泰明)は、オフィス環境の最適化を専門とする企業です。同社が2024年5月に実施した「働き方に関する意識調査」の結果から、若手従業員の「出社」に対する意識に変化が見られることがわかりました。
調査対象はオフィス構築担当者と、新卒1~4年目でオフィスで働く若手従業員1,000名。その結果、若手従業員の約6割が「フル出社」と回答した一方で、その8割が出社頻度を下げたいと考えていることが明らかになりました。
注目すべきは、リモートワークと出社を組み合わせた働き方をしている従業員が出社に最もメリットを感じているという点です。フルリモート勤務の従業員に比べて、リモートワークと出社の両方を経験している従業員は、出社のメリットをより多く実感していることが示されました。
リモートワークと出社のバランスが重要
調査では、出社のメリットとして「対面での気軽な相談ができること」「チームワークを育む機会があること」「集中しやすい環境であること」などが挙げられました。これらのメリットは、リモートワークでは得にくいものですが、リモートワークと出社のバランスが取れていることで、より効果的に感じられるようです。
若手従業員は「働き方の選択肢」を求めている
今回の調査結果から、若手従業員は「オフィス内装のきれいさ」や「ビルのきれいさ」よりも、「働き方の選択肢の多さ」を重視していることがわかりました。コロナ禍でリモートワークを経験した世代は、柔軟な働き方を望んでおり、状況に応じてリモートワークと出社を選択できる環境を求めていると考えられます。
企業は従業員の「出社」への意識の変化に対応を
HATARABAは、今回の調査結果を踏まえ、企業が従業員の「出社」への意識の変化に対応していくことの重要性を訴えています。出社すること自体が魅力になるようなオフィス環境を整えたり、オフィスの立地を見直して出社へのハードルを下げたり、出社することのメリットを従業員に理解してもらうなど、様々な施策が必要になります。
株式会社HATARABAについて
株式会社HATARABAは、2004年の設立以来、オフィス移転コンサルティング、オフィス仲介を中心にサービスを展開するコンサルティング会社です。年間3,000件以上の相談実績があり、渋谷本社に加え、日本橋、虎ノ門、大阪、名古屋、福岡、札幌にも拠点を持ち、エリアごとのお客様の課題やニーズに対応しています。
同社は「はたらく場所の最適化」を目指し、お客様にとって最適な「はたらく場所」を提案することで、企業の課題解決と成長を支援しています。