CyberneXと名古屋工業大学、横河電機の共同研究
株式会社CyberneXは、名古屋工業大学および横河電機と連携し、イヤホン型脳波計「XHOLOS」に関する共同研究を開始しました。本研究は、CyberneXが開発したEar-EEGデータと従来の頭皮脳波(EEG)データとの関連性を明確にすることを目的としています。
研究の背景と目的
CyberneXは「脳情報を日常に開放する」というミッションのもと、日常生活における脳波の利用を追求しています。特に、耳から脳波を取得するEar-EEG技術の開発に注力しており、その成果としてα波を測定できる「XHOLOS Sounds」を発表しました。この装置のα波は、医療現場で使用される脳波計と高い相関性を示しています。
名古屋工業大学の船瀬客員教授は、BCI技術の専門家とし確かな知見を持つ研究者であり、今回の共同研究ではその知識を活かして研究を進めます。また、横河電機はプラントオートメーションのリーダー企業としてCyberneXとの連携を強化し、技術の社会実装に向けた取り組みを行います。
共同研究の内容
本研究では、CyberneXのEar-EEGデータを医療用脳波計のデータと比較し、その関連性を探る予定です。これによって、脳波インターフェースとしての応用が期待される新しい可能性を明らかにし、さらに各社の役割分担を明確にしています。
- - CyberneX: Ear-EEG計測技術の開発と検証をリードします。
- - 名古屋工業大学: 脳波研究の企画やディレクションを担当し、豊富な知識と経験を提供します。
- - 横河電機: 検証フィールドの提供とソリューション開発を担い、技術の現場適応に貢献します。
期待される成果
この共同研究の成果は、ウェルビーイングやプラントオートメーションの分野における具体的な応用へとつながることが期待されています。また、成果が出た際には迅速に社会実装を行い、実用化に向けた活動にも力を入れるとのことです。
CyberneXのCEO、馬場基文氏は「この共同研究を通じて脳情報活用の進展を望んでいる」とし、名古屋工業大学の船瀬客員教授も「科学的根拠を明らかにし、実用化へつなげたい」と述べています。横河電機の石井庸介氏も、学術界との連携が新たな可能性を開くと期待しています。
会社情報
代表取締役: 馬場基文
所在地: 東京都大田区蒲田5-26-8 アーデル蒲田1107
公式ウェブサイト:
www.cybernex.co.jp
この共同研究は、最新の技術を駆使し、日常生活における脳波の利用に向けた大きな前進となることが期待されます。