AIを活用した資産運用アプリ『Lambda』が海外市場で注目
合同会社Novalis(ノバリス)は、個人投資家向け資産運用サポートアプリ『Lambda』を、2024年9月にベータ版としてリリースし、最近海外市場への展開を果たしました。特に注目すべきは、世界最大級のプロダクト情報キュレーションサイトであるProduct Huntにて、申請したところ、同アプリがフィンテック部門で週間ランキング1位を獲得したということです。
Product Huntとは
Product Huntはシリコンバレーに起源を持つサービスで、新たなアプリやサービスが日々紹介されるプラットフォームです。ユーザーによる投票やコメントをもとに、当日に投稿された新製品がランキングされ、多くの支持を得ることで注目を浴びるチャンスがあります。
Lambdaの成功
2024年12月26日に投稿された『Lambda』は、98の新規プロダクトの中で332のUpvotesを獲得し、デイリーランキングで2位を達成しました。その中でもフィンテックカテゴリにおいては、見事なことに週間ランキング1位に輝きました。この成果は、Lambdaが提供する価値が国際的にも認められた証と言えるでしょう。
Lambdaの機能
『Lambda』は、「自分の資産を納得して運用したい」という個人投資家のニーズに応えるために設計されました。このアプリでは、複数の銘柄(日本株、米国株、ETFなど)の株価や財務指標を簡単に確認することができ、保有する証券データに基づいたリスク評価やパフォーマンスの可視化が行えます。
デモ動画では、Lambdaのポートフォリオ分析機能とAIチャットを用いた活用方法が紹介されています。例えば、配当利回りを向上させたい投資家がAIチャットを使って課題点を明らかにする過程が描かれています。
さらに、機関投資家向けの高度な分析手法も採用しており、リーマンショックのような突発的な市場下落時のポートフォリオへの影響を推測する「ストレステスト機能」も搭載しています。また、GARCHモデルなどを用いた短期市場リスクの定量的評価も行うことが可能です。
今後の展望
合同会社Novalisは今後、ユーザーのフィードバックを重視し、新機能の開発や既存機能の改善を行っていく予定です。暗号資産や新興国市場を含む、より多様な投資対象の銘柄分析やAPI連携の実装も視野に入れています。
また、AIによるポートフォリオ情報の学習を進め、ユーザーが市場の下落時でも損失を最小化するための銘柄組み合わせを提案するチャット機能の強化も計画中です。投資家が最適な資産運用を行えるよう、さらなるサポート体制を整えていく姿勢が伺えます。
会社情報
合同会社Novalisは、東京都中央区に本社を置き、高見澤秀介氏が代表を務めています。詳細情報は公式ウェブサイトで確認できます。
公式ウェブサイト