田んぼを六畳間に!
2017-04-01 16:30:28
六畳間に田んぼを形成する新型エタノール製造デバイス誕生!
六畳間に広がる農業の可能性
岩手から誕生した新しいエタノール製造デバイス「お米からエタノール(仮称)」が、家庭で循環型農業を実現する革新的なプロジェクトとして注目を集めています。このデバイスは、畳一畳分のスペースがあれば、稲作からエタノールの製造までを一貫して行えるという驚くべき機能を持っています。
街中での農業生活の実現
このデバイスの最大の特徴は、田んぼや大規模な設備がなくても、狭いアパートの一室で農業が可能になることです。特に、都市部に住む人々にとって、農業体験を手軽に楽しめる方法となるでしょう。スローフードやスローライフを求めている人々に向けて、手軽にサステナブルなライフスタイルを提供してくれます。
一体型デバイスの詳細
「お米からエタノール(仮称)」デバイスには、実際には非公開の知的財産権を考慮した要素が含まれていますが、主な機能としては、以下の三つのユニットが組み込まれています:
1. 田んぼシート
たたみ一畳分の特殊なシートにより、種もみを撒くだけで稲の成長が可能です。このシートは、気象ユニットから自然環境を再現し、自動的に水分の管理を行うため、手間いらずで、手動収穫も可能です。
2. 発酵・蒸留ユニット
刈り取った稲穂を粉砕し、発酵と蒸留を行うユニットが一体化。従来は別々の機器で行っていた手順を、コンパクトにまとめているため、場所を取らず、効率的にプロセスを進めることができます。アルコールの濃度は90〜95%まで調整可能で、きめ細やかな管理ができます。
3. 気象ユニット
室内で稲作に必要な自然環境を再現するユニットです。日照や雨、風、湿度を完全にコントロールでき、育てるお米の品種に応じた環境設定が可能です。これにより、屋内でもストレスなく稲作ができます。
サステナブルな循環型農業
ファーメンステーションは、単に生産したエタノールを使い切るのではなく、農業全体を循環させることを目指しています。発酵と蒸留を通じて生じる「蒸留粕」は家畜の飼料としても利用でき、その糞は堆肥として再利用されます。これにより、資源を無駄にすることなく、農業を持続可能なものにしています。
プロジェクトの意義と目標
このプロジェクトの目標は、5000万円の資金調達を図り、100台のデバイスを製造することです。一台のお値段は50万円で、これにはエタノールデバイスと共に種もみやオリジナルアロマスプレーの製作キットが付いています。また、特典として蒸留粕活用のために牛一頭も選べるとあって、魅力的な内容です。
未来の発酵社会へ
ファーメンステーションは今後、生ゴミを原料にした新たなプロジェクトも検討中です。これにより、生活の中で発生する廃棄物をエネルギーや有用な製品に変換し、さらに発酵技術を活用して多彩な可能性を拓いていくビジョンを描いています。
このように、発酵技術の進化によって、我々の生活がどのように変わるのか、期待が高まります。発酵によって生まれる新たな商品やサービスが、私たちの生活を一層豊かにし、楽しいものにしてくれることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ブランドリームス
- 住所
- 東京都渋谷区広尾5-25-5広尾アネックスビル3-C
- 電話番号
-
03-3470-8171