発酵アイス『あいすくりーむ革命』、3部門で受賞の快挙
株式会社麹王子が開発した新感覚の発酵アイス『あいすくりーむ革命』が、2025年2月に開催された「Industry Co-Creation(ICC)サミット FUKUOKA 2025」における「フード & ドリンク アワード」で、見事に美味しさ、アルチザン、ブランディングの3つの部門で評価され、入賞を果たしました。この快挙は、同社が誇る技術力とさらなるアイスクリームの可能性を示しています。
アワードの舞台について
ICCサミット FUKUOKA 2025は、日本最大級のビジネスカンファレンスとして、多くの業界リーダーが一堂に会する重要な場となっています。今年はヒルトン福岡シーホークをメイン会場に、さまざまな企業が集まり「ともに学び、ともに産業を創る」というテーマのもと、産業革新を目指した議論が交わされました。その中で行われた「フード & ドリンク アワード」では、全国から選び抜かれた15社が競い合い、70名以上の審査員が多角的な視点で各企業の製品を評価しました。
株式会社麹王子について
株式会社麹王子の代表である阪田真臣氏は、創業以来、8年にわたって発酵食品へのこだわりを持ち続け、これまでの経験と専門性を活かして『あいすくりーむ革命』を完成させました。特許出願中の独自の発酵クリームを使用し、砂糖を96%削減、卵不使用の無添加アイスクリームを実現しました。「美味しさ部門」で評価されたのは、甘酒の自然な甘みと発酵クリームのコクが調和するためで、特に舌触りの滑らかさと余韻の良さが高く評価されました。
受賞内容の詳細
美味しさ部門(3位)
審査員からは、独自の発酵技術により生み出された製品が評価され、特に乳化剤を使用していないにもかかわらず、なめらかな食感を持つことが高く評価されました。
アルチザン部門(2位)
麹の風味を引き出しつつもクセが少ない点が特徴であり、使用する水の質にもこだわることで発酵環境をより最適化した点が評価されました。
ブランディング部門(3位)
発酵アイス市場の開拓や、展示デザイン、消費者へのストーリーの伝え方が高い評価を受け、ブランドの一貫性が重要視されました。特に消費者が共感できる物語を活用したブランディング戦略が功を奏したようです。
製品の特徴
『あいすくりーむ革命』は、米麹をベースにした新感覚の発酵アイスであり、甘酒の自然な甘み、コク、そしてまろやかさが特徴です。従来の無添加アイスではよく見られるシャーベットのような食感とは異なり、濃厚さをしっかりと再現しています。乳製品が苦手な方やアレルギーを持つ方々にも、十分満足していただける製品です。
製品情報
- - 商品名: あいすくりーむ革命
- - フレーバー: 全3種
- - 内容量: 1個120ml
各フレーバーの栄養成分
- - リッチミルクチーズ: 178kcal
- - リッチソルトチョコレート: 204kcal
- - リッチクリームストロベリー: 170kcal
これらはすべて、無添加であり、特に砂糖、卵、添加物を使用していない点で、健康志向の高い消費者にも支持されています。
今後の展望
阪田社長は、今後の展開に向けて、国内市場で健康志向の消費者をターゲットにした商品を強化する方針を示し、海外市場では発酵食品の需要が高まるアジアや欧米にアプローチし、日本の発酵文化をリブランドした新商品の開発に注力することを表明しています。
なお、卸販売の拡大にも力を入れ、厳選された店舗向けに提供する方針です。さらに、将来的には発酵食品の価値を日本国内外で広め続けていきたいと考えています。
日本の食文化を新たな形で発展させることを目指し、今後も進化し続ける株式会社麹王子の活躍に期待したいところです。