漢字圏特化型体験サイトの登場
2023年11月、訪日外国人向けの新たなプラットフォーム「NANATOMO.net」が登場します。株式会社七友が運営するこのサイトは、漢字圏に特化した訪日外国人向けの体験・アクティビティの直販サイトとして、旅行者と事業者を直接結ぶことを目的としています。
無料登録で広がるビジネスチャンス
「NANATOMO.net」では、体験・アクティビティ事業者が自社のサービスを無料で登録できます。事業名や住所、連絡先を入力するだけで、英語や中国語(簡体字・繁体字)を通じて商品を販売可能です。事前決済の仕組みを導入することで、当日の無連絡不参加のリスクを大幅に軽減し、ビジネスの安定性も向上します。
訪日外国人旅行者の変化するニーズ
2015年には訪日外国人旅行者が2000万人を超え、特に漢字圏からの旅行者数は増加傾向にあります。観光庁の調査によると、中国大陸からの訪日旅行者の団体ツアー利用率は減少し、個人旅行(FIT)が増加しています。これに伴い、ショッピング指向が薄れ、より多様な体験を求める傾向が見えています。
その中で、特に「四季の体験」や「自然体験」といった、いわゆる体験型観光の需要が高まっています。「NANATOMO.net」は、これらのニーズに応える形で、日本の独自の体験を提供し、漢字圏の旅行者に新たな選択肢を提供します。
地方創生と経済効果の拡大
「NANATOMO.net」の開設は、地方創生にも寄与することを目指しています。これまで団体旅行や観光名所のみが注目されてきた体験型旅行ですが、このプラットフォームを利用することで、全国の様々な地域の魅力を旅行者に届けることが可能です。地方経済の活性化を後押しし、滞在費の分散化が期待されます。
プラットフォームの便利な使い方
体験・アクティビティ事業者は、まず「NANATOMO.net」にアクセスし、自社の情報を登録します。次に、七友社から提供される本登録IDを使って、詳細情報や商品の写真を掲載。翻訳機能を使って多言語に対応し、販売を開始することができます。事業者が体験を提供した場合、発生した手数料が七友社に支払われる仕組みです。
まとめ
訪日外国人旅行者が増加する中で、「NANATOMO.net」は、その特化型のサービスを通じて、旅行者にとって魅力的な体験を提供し、事業者にとって新たなビジネスチャンスを生み出します。漢字圏の旅行者向けに開かれたこの新たなプラットフォームは、今後のインバウンド観光の形を大きく変える可能性を秘めています。詳細は、公式サイト
NANATOMO.net をご覧ください。