SDGs未来都市陸前高田市での新しい試み
7月に、岩手県陸前高田市で新たな「体験型SDGsツアー」が開催され、東京都内から参加した中高生21名が参加しました。このツアーは、SDGs未来都市に選定された陸前高田市を舞台に、農業や林業、水産業、エネルギー、自然防災といった6つの視点から「いのち」の重要性を感じることを目的としています。
多様な活動を通じた学び
参加した中高生たちは、非日常的な体験を通じて、地域の自然や文化、そしてSDGsについて深く理解する機会を持ちました。特に、エコツーリズムをテーマにしたアクティビティや、地元の生産者との交流を通じて、直に地域の課題や環境問題について学ぶ姿が印象的でした。
参加者からは「地域の方々が示す活力や意志に圧倒された」「ネットからでは得られないリアルな情報を得た」という感想が寄せられ、ツアーの意義を感じている様子が伺えました。また、具体的な取り組みとして、森林環境税の活用やその課題についても直接学ぶことができ、意欲を持って情報発信を行う方法についての提案も行いました。
ワタミオーガニックランドの役割
ツアーを主催したワタミオーガニックランドは、持続可能な社会を目指し、農業や環境問題への意識を高めることを目的としたオーガニックテーマパークです。約23haの広大な敷地の中には、農場や牧場、発電施設などが点在し、様々な体験ができる施設が設けられています。また、ワタミグループが推進する再生可能エネルギーを利用した循環型6次産業モデルを具現化する役割も果たしています。
ワタミの40周年と今後の展望
2024年5月には創業40周年を迎えるワタミグループは、この記念すべき年に多くの特典やイベントを通じて日々の感謝を伝えていく方針です。40年の歴史の中で、地域や社会に貢献する形で進化してきたワタミが、今後どのような取り組みを行っていくのかが期待されます。
陸前高田市との連携の重要性
このような体験型の取り組みは、単なる観光名所としての地位を超えて、地域全体を教育リソースとして活用する意義があります。市民や参加者が直接交流できる場を提供することによって、お互いの理解を深めることができます。行政もこのような活動を支援し、持続的な地域振興に寄与する必要があります。
今後も、ワタミオーガニックランドとの連携を強め、ひとりでも多くの人々に地方の魅力やSDGsの重要性を伝えていくための活動が求められます。陸前高田市でのこのような取り組みが他の地域にも波及することを願っています。