クリニックHPの表示速度が改善急務と判明
最近、クリニックの集客においてウェブサイトの表示速度が重要視されています。特に、Googleはその基準を設けており、これに適合することが求められます。このたび、株式会社SUTEKiが全国の300院を対象に、およそ30都道府県にわたるクリニックのHPを調査した結果、驚くべき事実が明らかになりました。
調査結果概要
調査により、Googleが示す「Good」の基準をクリアしたクリニックのHPはわずか10.2%のみ。これに対し、約77%の院が「Poor」の評価を受けており、多くのクリニックがHPの表示速度で大きな課題を抱えています。この調査では、最大コンテンツ表示時間(LCP)を中心にデータを取ったところ、251院のうち193院(76.9%)が4秒を超える「Poor」基準に該当していました。驚くことに、平均LCPは12.25秒と、Googleが提唱する「Good」とされる2.5秒の5倍以上という結果が出ています。
診療科ごとの詳細分析
さらに、診療科別のデータ分析も行いました。最も表示速度が遅い整形外科は、平均LCPが17.25秒であり、全てのCore Web Vitalsを「Good」で達成した院はゼロ。これに続く耳鼻いんこう科(16.66秒)と眼科(14.84秒)も、表示速度の競争において厳しい状況にあることがわかります。
一方、心療内科が最も速い平均LCP7.55秒を記録しましたが、いずれの診療科もGoogle基準には達成できていないという結果です。この傾向は、画像比率の高さやコンテンツの内容による影響が大きいと考えられます。
医療検索とユーザー体験の関係
ウェブサイトの表示速度は、患者が病院を訪問する際の重要な要素です。近年の傾向として、患者はまず症状をネットで検索し、その後上位に表示されたクリニックのHPを比較して予約を行います。このような行動は、HPの表示速度がSEOランキングや患者の離脱率にどれほど影響を及ぼすかを示しています。特に、LCPが4秒を超える「Poor」評価を受けたHPは、検索順位が下がる要因となるため、多くのクリニックには改善の余地が大きいと言えるでしょう。
無償公開される改善ガイド
この調査結果を受けて、クリニック集客に役立つ「クリニック集客 体系ガイド10記事」が無償で公開されました。これは医療SEO、MEO、HP制作、医療広告ガイドライン、KPI設計の5つのカテゴリに分かれており、特に表示速度に課題のあるクリニックにとって、実用的な内容が盛り込まれています。リンクは
こちらで確認できます。
調査の詳細と注意点
本調査は、2026年5月18日に行われ、厚生労働省のデータを用いて無作為に抽出した300院のクリニックを対象に行われました。測定にはGoogleのPageSpeed Insights APIを使用し、各クリニックのHPを3回計測して中央値を採用しました。なお、この結果は各クリニックの医療品質を評価するものではなく、特定院の名称を公表することはありませんが、詳細なデータは希望者に提供されます。
まとめ
この調査から、クリニックHPの表示速度がGoogleの推奨基準に達していない状況が浮き彫りになりました。医療検索において体感速度がSEO順位や患者の離脱率に影響を与えるため、定期的な速度測定と改善が必要不可欠です。今回の知見を元に、HP改善に取り組むことがクリニックの集患に繋がるでしょう。