情報漏洩対策強化
2015-06-17 11:00:44
ネスコがレピカと提携し情報漏洩対策を強化!
ネスコとレピカが提携し情報漏洩対策を強化!
最近、企業や組織での情報管理の重要性がますます高まっており、特に個人情報の漏洩リスクが懸念されています。これを受けて、株式会社ネスコと株式会社レピカが提携し、新たな情報漏洩対策ソリューションを提供することが発表されました。このシステムは、「P-Pointer(ピーポインター)」と「DataClasys(データクレシス)」の組み合わせによって、万が一のデータ漏洩を未然に防ごうとするものです。
新たな提携の影響
提携により、企業や組織が保持する個人情報が万が一流出した場合でも、データの悪用を防ぐ可能性が高まります。具体的には、レピカが独自に開発した情報検出ソフト「P-Pointer」が、パソコンや共有サーバ内でパスワードが設定されていない個人情報ファイルを自動的に検出します。その後、ネスコのファイル暗号化システム「DataClasys」が、これらのファイルを即座に暗号化する仕組みです。
このシステムにより、機密情報をしっかりと管理できるので、たとえ第三者にファイルが流出した場合でも、管理者が承認した利用者のみがアクセスできるようになります。これにより、企業の個人情報保護能力が格段に向上することが期待されています。
個人情報管理の課題
最近では大規模な情報漏洩事件が相次ぎ、企業は個人情報の管理方法を見直す必要に迫られています。多くの場合、個人情報が保管されているパソコンや共有サーバには「パスワードをかける」「暗号化する」「アクセス制限を設ける」といったルールが存在しますが、実際にはこれらを徹底して運用することは難しいのが現実です。しかし、「P-Pointer」と「DataClasys」の連携により、これらの課題を克服できる可能性があります。
提携システムの機能
提携システムには、フォルダやCSVファイルでの連携機能が含まれています。たとえば、フォルダ連携では、DataClasysで暗号化用のフォルダを作成し、ファイルへのアクセス権限を設定した後、P-Pointerが個人情報ファイルを検出します。検出されたファイルは暗号化フォルダに移動され、DataClasysによって暗号化が行われる仕組みです。
CSVファイルでの連携も可能で、P-Pointerが検出した情報をCSV形式で出力し、そのデータをDataClasysに取り込むことで自動的に暗号化が実施されます。これにより、効率的な個人情報の管理と安全対策が実現されます。
企業の安心な情報管理へ
「DataClasys」は、Microsoft Office文書はもちろん、CSVやPDFファイルなど様々な形式のファイルを暗号化して管理します。一度暗号化されたファイルは、権限のあるユーザーだけが操作でき、復号されることはありません。このため、第三者への情報漏洩を防ぎ、万全なセキュリティ対策が可能です。従来の情報管理では難しかった、個人情報から営業秘密まで、幅広いデータを守るためのソリューションがここにあります。
まとめ
株式会社ネスコと株式会社レピカの提携による新しい情報漏洩対策ソリューションは、企業や組織における個人情報管理の在り方を大きく変える可能性を秘めています。これからの時代、個人情報の安全を確保するためには、より一層の取り組みが必要です。両社の製品を活用することで、企業は安心して情報を管理することができるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ネスコ
- 住所
- 東京都千代田区岩本町1-10-5TMMビル7F
- 電話番号
-
03-3861-2348