日本初のレンコンを使ったグルテンフリーパンが登場！

世界初のレンコンパン！

茨城県土浦市の合同会社ハスラボと水戸市のTHE FLYER BAKERYが共同開発した「レンコンミールブレッド・グルテンフリー」が、450円（税込）で発売されます。このパンは、茨城県産の規格外レンコンを主原料として使い、グルテンフリーであることが特徴です。今回の製品は、廃棄されるはずだったレンコンを有効活用し、食品ロスの問題に取り組む新たな試みでもあります。

レンコンをメインにしたパンの開発

ハスラボは、フライヤーベーカリーにレンコンパウダー「HASKO」などの材料を提供し、共同で商品開発を進めました。レンコンを主原料としたパンはこれまで存在せず、そのため開発には多くの試行錯誤が必要でした。フライヤーベーカリーのシェフ、秋山弘樹氏の技術と熱意によって、遂に「レンコンミールブレッド・グルテンフリー」が完成しました。

このパンは、しっとりとした食感の中にほんのりとしたレンコンの風味とスパイスが融合した、まるでケーキのような味わいを実現しています。特に、にんじんや胡麻との相性を生かし、シナモンやカルダモンなどのスパイスがアクセントとなっています。

環境問題の解決へ向けて

茨城県土浦市は、日本一のレンコン生産地である一方、見た目の問題から廃棄される規格外のレンコンが多く存在しています。ハスラボは、この問題解決のために、2022年から開発を始め、レンコンパウダー「HASKO」を商品化しました。このパウダーは栄養豊富で、グルテンフリーダイエットを志向する人々に新たな選択肢を提供しています。

レンコンパウダーは低温で乾燥されたもので、小麦粉の代替品として利用できるため、ヘルシーな食事をサポートします。具体的には、食物繊維やビタミンCが豊富に含まれており、美容やダイエットにも効果が期待されています。

レンコンパンの購入方法

「レンコンミールブレッド・グルテンフリー」は、THE FLYER BAKERYの店舗をはじめ、できるだけ多くの人に届くように、通販も計画しています。現在はInstagramのダイレクトメッセージを通じて発注を受け付けています。

フライヤーベーカリーについて

フライヤーベーカリーの店長、秋山弘樹氏は、イタリアンやフレンチの経験をもとに、独立し自らのベーカリーカフェを開く夢を持っています。新しい食材や技術への挑戦を続け、地域の食文化に貢献し続けています。秋山氏はこのパンについて、「一度食べたら忘れられない、クセになる味わい」と情熱を語っています。

結論

「レンコンミールブレッド・グルテンフリー」は、新たな食材の可能性だけでなく、環境保護の観点からも重要なパンです。ハスラボの代表、大野恭章氏は、この製品が人々の食卓に新たな選択肢を提供することを願っており、健康志向の方々にもぜひ味わってもらいたいと語っています。これからも、環境に優しい食品開発に取り組む姿勢を続けていくことでしょう。