洋楽ロック変革期をデザインで体感!ART in MUSIC「EDGE OF ROCKS 1978-1984」展覧会レポート
東京建物株式会社が運営する「BAG-Brillia Art Gallery-(バッグ ブリリア アート ギャラリー、以下「BAG」)」では、2024年7月13日(土)から8月25日(日)まで、展覧会「ART in MUSIC「EDGE OF ROCKS(エッジ・オブ・ロックス) 1978-1984」」を開催する。
「暮らしとアート」をテーマに掲げるBAGは、これまでも「ART in MUSIC」シリーズとして、「シティポップ」「ジャズ」をテーマにした展覧会を開催してきた。本展は同シリーズの第3弾として、1978年から1984年の「洋楽ロック変革期」に焦点を当て、テクノロジーやメディア環境の変化が激しかった時代における、サウンドやグラフィック、ファッションなど、ロックのビジュアル表現を多角的に紹介する。
「エッジな時代」のロックデザインを体感
本展の監修を務めるのは、ミュージシャン/音楽プロデューサーの片寄明人氏。GREAT3のボーカル&ギター、ショコラとの夫婦デュオ「Chocolat &Akito」としても活動する片寄氏は、長年のレコード・マニアとしても知られており、本展では、氏が長年培ってきた知識と経験を活かし、この時代のロックシーンを彩ったビジュアル表現を、貴重な資料や作品を通して紹介する。
会場では、1978年から1984年の7年間におけるレコードジャケット約300枚を年代順に展示する「EDGE OF ROCKS 1978-1984 VINYL & GRAPHICS EXHIBITION」を開催。デザイン性の高いレコードジャケットだけでなく、写真家のトシ矢嶋氏が英国滞在中にコレクションした貴重なポスターや、洋楽の日本盤レコードに固有の帯(通称:タスキ)も展示される。
ロック好き必見!関連アイテムも展示販売
さらに、BAG内の展示スペース「+2」では、ロック関連アイテムを展示・販売する「ROCK GALLERY & SHOP – ARTS, BOOKS & RECORDS –」を展開。大英博物館にも所蔵される、ロック・ミュージシャンをテーマにした浮世絵の版木と作品、1978年-1984年当時に販売された希少なヴィンテージのロックTシャツ、HMV record shopとGINZA RECORDS & AUDIOが厳選したロックの名盤などが販売される。
写真展やトークイベントも開催
会期中には、写真家のトシ矢嶋氏によるロック・ミュージシャンのポートレイト作品を展示する写真展「MY FAVOURITE SHOT」や、ビジュアルアーティストのミック・イタヤ氏によるロック・ミュージシャンを描いた作品を展示する作品展「MUMIC*FAVOURITE MUSICIANS」も開催される。
また、ゲストを交え、ロックについてのさまざまなテーマで語るトークショーイベントも予定されている。詳細はBAG公式サイトで確認してほしい。
「暮らしと音楽」をテーマにした展覧会
「ART in MUSIC」シリーズは、音楽がもたらす豊かな文化や、そのビジュアル表現が持つ魅力を通して、来場者に新しい発見や感動を提供することを目指している。本展では、1978年から1984年の洋楽ロックシーンの熱気を、デザインを通して体感できる。ロックファンはもちろん、音楽やデザインに興味がある人にとって見逃せない展覧会だ。