兵庫運河が認定!
2025-02-28 11:41:27

兵庫運河が「自然共生サイト」に認定!豊かな自然の再生を目指す

兵庫運河が「自然共生サイト」に認定された背景



兵庫運河は、明治32年に整備され、全長およそ6.5kmを誇る日本最大級の運河です。しかし、1960年代に運河の汚染が進行し、地域住民はその改善に向けた取り組みを始めました。彼らの努力によって、水辺はきれいに再生されることとなります。

近年、運河では人工干潟や砂浜の整備が行われ、アマモの移植やアサリの保全活動が進められています。これらの取り組みのおかげで、さまざまな生物が生息できる環境が整ったのです。特に今回、2025年3月14日に兵庫運河が「自然共生サイト」として認定されることが決定し、大きな注目を集めています。

自然共生サイトとは?



「自然共生サイト」とは、環境省が認定する、生物多様性の保全が図られている区域です。2023年12月の国連COP15会議で採択された新たな世界目標「30by30」に基づくものであり、各国が陸と海のそれぞれ30%以上を保全することを目指しています。兵庫運河の認定も、その流れの一環です。

どのような認定が行われるのか?



兵庫運河の認定は、特に保全活動が行われている区域、すなわち1,700m・13haの範囲に対して行われます。この区域では、ハクセンシオマネキやミルクイなどの絶滅危惧種を含む豊かな生態系が形成されています。これまでの地域の努力が実を結んだ結果と言えるでしょう。

地域の取り組みと保全活動



兵庫運河では、環境保全の取り組みが様々な団体との連携によって進められています。アマモの移植やアサリの保全、さらには土壌改善など、数多くのプロジェクトが展開されており、自然の再生が実現しています。また、真珠を作るアコヤ貝が水をきれいにする働きも注目されています。このような真珠の養殖は、地元企業の協力によって行われており、「兵庫運河・真珠貝プロジェクト」として知られています。

環境学習の推進と次世代への継承



未来に向けた環境保全活動の一環として、兵庫運河では環境学習にも力を入れています。地域住民や子供たちに、里海の重要性を伝えることで、次世代にその大切さを継承していくことが急務です。このような活動は、全国規模での普及を目指し、より豊かな海を取り戻す試みとして評価されています。

兵庫運河の未来に期待



「自然共生サイト」として認定された兵庫運河は、今後さらなる発展が期待されます。地域の魅力を発信し、保全活動の強化や新たなプロジェクトの展開を通じて、持続可能な社会の実現に向けた重要な役割を果たしていくことでしょう。

詳細な情報は、環境省の公式ページで確認できます。未来の里海を守るために、みんなで取り組んでいきましょう。


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会社情報

会社名
神戸市
住所
兵庫県神戸市中央区加納町6丁目5-1
電話番号
078-331-8181

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