エンゲージメント向上に不可欠な要素とは?
従業員エンゲージメント、これは企業の成長や発展にとって非常に重要な指標です。企業がエンゲージメントを向上させるための取り組みは増えてきましたが、画一的な施策では必ずしも効果が見込めない現状があることが新たな課題として浮上しています。そこで、ミツカリは性格や価値観が従業員エンゲージメントに与える影響を明らかにするための調査を実施しました。
調査の背景と目的
2022年に内閣官房から発表された「人的資本可視化指針」に従い、企業は従業員エンゲージメントを可視化し、その情報を開示することが求められています。この動きに伴い、多くの企業がエンゲージメント向上に向けた取り組みを始めています。ただし、施策の効果は個々の従業員に異なるため、どのように適応するかが問われています。そこで私たちは、従業員の性格や価値観がエンゲージメントスコアにどのような影響を与えるのかを解明することを目指しました。
開催された調査の詳細
この調査は、全国の幅広い年齢層の従業員を対象に、10代から60代の男女8,286名を対象として2024年9月にインターネットを通じて実施されました。使用した分析ツールには、ミツカリ適性検査とミツカリエンゲージメントが組み合わさっています。これにより、従業員の性格がいかにエンゲージメントに影響を与えるかが明確になりました。
調査結果の主な知見
調査の結果、以下のような傾向が確認されました。
- - 「仕事重視」や「楽観型」、「仕事内容重視」の傾向が強い従業員は、エンゲージメントスコアが高くなることがわかりました。
- - 一方で「プライベート重視」や「慎重型」、さらには「給与重視」の傾向を持つ従業員は、エンゲージメントスコアが低く、変動も少ないことが示されました。
- - また、自己主張や感情表現が豊かな従業員は高いエンゲージメントスコアを示すことが確認され、対照的に、控えめなスタイルの従業員は低いスコアを示す傾向があります。
このように、性格や価値観に根ざした多様な傾向が確認され、エンゲージメント向上施策の設計に役立つ示唆を得ることができました。
ウェビナーのご案内
さらなる詳細分析や考察を知りたい方のために、私たちは無料ウェビナーを開催します。2024年11月13日(水)の15時からはLIVE配信を行い、翌日14日(木)には録画配信も行います。参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。興味がある方は是非、私たちのウェビナーにご参加ください。
ミツカリの取り組み
ミツカリは、ひとりひとりの性格や相性を理解し、個と組織の力を最大化することを目指すHR Techサービスを展開しています。適性検査を通じて各従業員の理解を深めることで、企業内コミュニケーションの円滑化を図っています。2024年の10月時点では、5,000社以上の導入実績があり、多くの業種や事業規模に対応しています。私たちのミッションは、性格や価値観に基づいた具体的なアクションを通じて従業員エンゲージメントの向上を支援することです。