株式会社リアルゲイトが目指す持続可能な未来
株式会社リアルゲイトは、東京都渋谷区に本社を構える企業で、都心部を中心に100棟を超えるクリエイティブオフィスの企画や運営を行っています。この度、彼らは「100年都市・建築プロジェクト」を始動し、持続可能な街づくりの新たなモデルを提案します。プロジェクトの根底には、既存ビルの活用を通して、環境負荷を軽減しつつ経済合理性を確保するという明確なビジョンがあります。
プロジェクトの概要と目指すべき未来
「100年都市・建築プロジェクト」は、日本の都市開発の方向性を「新築一辺倒」から「既存ストックの100年活用」へと変革する挑戦です。現在、日本では新耐震基準をクリアした多くのビルが、法定の耐用年数が近づくとともに、早期に取り壊される現実があります。これは、建設費の高騰や地球環境への影響といった問題を引き起こしています。
具体的には、株式会社リアルゲイトが保有する3つの物件をスタート地点に、築古ビル再生のモデルケースを確立していくことを目指しています。特に注目すべきは、シドニーでの築100年を超えるビルが再生され、魅力的な街並みを形成している例です。この成功事例を日本に持ち込み、持続可能な街づくりの新たな道筋を描くのです。
技術と創造力
リアルゲイトは、自社の物件に対し独自の耐震補強技術を導入し、新築に匹敵する安全性と高収益性を兼ね備えた「100年建築」として再生させます。また、適切な企画を通じて、古い建物を現代のニーズに合わせた空間へと生まれ変わらせます。これにより、再開発が困難とされていた古いビルでも、生き返らせることが可能となるのです。
背景にある問題
このプロジェクトが生まれた背景には、日本の都市開発が抱える二つの大きな課題があります。一つ目は、建築費の高騰と再開発の停滞です。原材料費の上昇や人手不足が影響し、厳しいコスト環境の中で新築ビルの建設が進まず、大規模プロジェクトが中止される事例も増えています。
二つ目は、建物の短寿命化による環境への影響です。東京都心では、55%の商業ビルが法定耐用年数を満たさずに解体されるという厳しい実態があります。建物の寿命を全うせずに新たなビルが建てられることは、資源の無駄使いや環境負担を大きく増大させる要因です。
課題を乗り越えて
既存ビルを100年活用するためには様々な課題を乗り越える必要があります。特に、安全性と企画力の両立が求められ、古い建物に対する現代のニーズを反映させることは容易ではありません。また、日本の不動産市場には「築50年」で資産価値を切り捨てる評価基準が根強く残っており、再生可能なビルの活用を困難にしています。
自社物件からのスタート
リアルゲイトは、まず自社の3物件を「100年建築」の象徴とするべく再生を進めます。この成功を足掛かりに、大手デベロッパーとの連携や不動産ファンドを介した更なる大規模再生計画を展開し、都市開発の主役を「新築」から「再生」へとシフトさせていくことを目指しています。
最終的には、税制や建築基準法などの制度を既存ビルの活用に有利な形に変えて、100年後も愛される街並みを次世代に引き継いでいくことがゴールです。この「100年都市・建築プロジェクト」は、日本の街づくりを刷新する新たな流れとなることでしょう。
【対象物件の概要】
- - OMB東麻布(港区):築62年、地下1階・地上5階、延床面積715.62㎡
- - (仮称)芝5丁目再生PJ(港区):築62年、地下1階・地上5階、延床面積1,058.99㎡
- - 千駄ヶ谷1丁目再生PJ(渋谷区):築56年、地上6階、延床面積1,505.83㎡
株式会社リアルゲイトは、持続可能な街づくりの実現に向けて、これからも様々な挑戦を続けていきます。